重賞レース直前情報
■2024年08月16日
第56回摂津盃(園田)

8月16日(金)に園田競馬場にて、第56回摂津盃(3歳以上・1700メートル・19時55分発走予定)が行われます。ハンデ戦で実施される11頭立ては、重賞勝ち馬が2頭だけというメンバー構成になりました。しかし注目が集まりそうなのは、JRA時にダートグレードで好走した実績があるキリンジ。トップハンデのその馬に対して、相対的に負担重量が軽い馬たちが対抗できるのかどうかが焦点になります。

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   過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。1番人気は4勝、2着1回。昨年は負担重量が55.5キロ→55キロ→56キロの順だったが、それ以前は57キロ以上の馬が1頭だけ連対している。3走前までに重賞で8着以内に入っていた馬が連対。通算9勝以上の馬も連対している。3走前までに2連対以上していた馬が1頭だけ連対している。

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   出走馬短評
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ツムタイザン 兵庫ジュニアグランプリJpnIIの6着以外はすべて4着以内という堅実さが武器。園田の1700メートルでは3着内率100%で、昨年よりハンデ2キロ増でも連覇の可能性はある。

ウインドケーヴ 2月の笠松遠征では大敗したが、それまでは12戦連続連対と好成績。休み明けの前走で見せた逃げ切りを再現できる可能性は十分だ。

ミステリーボックス JRA未勝利から兵庫で3勝を挙げ、JRAに戻って1勝を追加。昇級後の3戦は大敗したが、兵庫再転入後に好走が続いている近況には注目できる。

キリンジ JRAのレースで2勝して、地方遠征では兵庫チャンピオンシップJpnIIとジャパンダートダービーJpnI、佐賀記念JpnIIIで2着。兵庫初戦の前走は辛勝だったが、実績的には断然だ。

ナムラタタ JRAで1勝を挙げ、兵庫の重賞では6戦して、新春賞で2着、兵庫大賞典での3着を除くと善戦止まりとなっている。

サンビュート JRAのダート中長距離で3勝を挙げ、その後は北海道に移って22年の道営記念と昨年の瑞穂賞を制覇。今回は兵庫2戦目だが、8カ月ぶりという点は気にかかる。

メイショウハクサン JRA時13戦3勝で、準オープンの最終戦以外はすべて5着以内と堅実。2走前の六甲盃で大敗した点は気になるが、地力的に侮れないものがある。

ミステリオーソ JRAのダート中距離で4勝を挙げ、兵庫では7戦2勝でも好走と大敗の差が大きい成績。前走は差し脚が不発だったが、軽ハンデで一発の可能性は秘めている。

ダッシュダクラウン JRAのダート1900メートルで2勝して、その後も善戦多数の成績。移籍初戦の前走を快勝した内容ならば、重賞で通用しても驚けない。

オーバーディリバー JRAのダート1600メートルで3勝し、兵庫では移籍初戦を勝ち、兵庫ウインターカップで3着。最近2戦はいまひとつでも、吉村智洋騎手の起用は不気味に映る。

そのほか、メトセラが出走する。

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 レースの狙い
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キリンジはハンデ58キロでも、断然といえる過去の実績からは恵まれたと考えてよさそう。移籍初戦の前走を好時計で制したダッシュダクラウンを逆転候補として指名する。サンビュートは長期休養明けでどうかだが、吉原寛人騎手の起用を含めて注意が必要。オーバーディリバーも鞍上スイッチでの一変に警戒する手があるだろう。ツムタイザンはハンデが微妙でも昨年の優勝馬だけに侮れない存在。園田で3着内率100%のミステリーボックスを3連勝式の穴として挙げておく。


摂津盃重賞13歳以上登録馬 の出走表はこちら

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