9月29日(日)に水沢競馬場にて、第11回ヴィーナススプリント(3歳以上牝馬・1400メートル・18時25分発走予定)が行われます。日曜日は18時台に佐賀、高知の順で重賞が実施され、続いて水沢競馬場という流れ。牝馬限定の組み合わせとなれば、ミニアチュールの実力が断然といえます。ただ、2番手以降の争いは混戦模様。格下からの出走も多数ですが、勢いを優先する手を考えてもいいでしょう。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく(すべて盛岡ダート1200メートル。19、20年は準重賞)。単勝1番人気は2勝、2着1回。20年は9→1→7番人気の順だったが、それ以外の年の連対馬は5番人気以内となっている。2走前までに勝利していた馬が1頭以上連対。近4年の連対馬はすべて前走が重賞かオープン特別、または特別戦で連対していた。
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出走馬短評
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アビレ 現在は盛岡で4戦連続2着と堅実に差を詰めているが、5走前の水沢で後方のまま大敗したのは気になるところ。今回もコース替わりが課題といえるだろう。
ケープライト 3走前の水沢で1300メートルのオープン特別を3着。最近2戦はいまひとつでも、水沢に戻って牝馬限定戦なら善戦以上が狙えそうだ。
オンザブロッサム 2歳6月にJRAの芝1800メートルで新馬戦を勝ったが、それ以降は大敗の連続。今春の岩手移籍後は4勝したが、最近3戦の成績では強調しにくい。
アサンテギア 盛岡の短距離戦で差し切り勝ちが続き、前走の水沢では5着止まりでも差し脚は上々。ただ、水沢1400メートルで8戦3勝の実績なら、無視しにくい感はある。
ミニアチュール 調子ひと息の時期もあったが、最近の成績なら好調維持とみるのが妥当。牝馬限定戦の組み合わせなら、今回も首位争いが必至だろう。
ハーイ 浦和で3勝、笠松で7勝を挙げ、2走前から岩手所属。前走は好位からの流れ込みで僅差4着と上々の内容で、再度の善戦以上には警戒が必要だ。
トーセンキャロル 3歳時に盛岡の3歳牝馬限定重賞を2勝して、昨夏は岩鷲賞を勝ち、このレースで2着。岩手再転入2戦目という点を含めて侮れない。
ジュランビル JRAで4勝を挙げたが、一昨年の夏の大井移籍後は佐賀ヴィーナスカップの1勝だけ。ただ、岩手移籍初戦で変わる可能性は秘めている。
グットフォーチュン 早池峰スーパースプリントは大敗したが、その後は連勝して前走が惜しい2着。距離延長は課題でも、逃げ粘る可能性は十分にある。
ルチルクォーツ 出走取消明けのクラスターカップJpnIIIは大敗したが、続く自己条件を差し切り勝ち。ただ、水沢の1400メートルは6戦して3着4回と詰めひと息の感がある。
ラッピングカラーズ ここまで23戦7勝で、2着と3着がなしという成績が特徴的。今回は一気に相手が上がるが、限定戦なら先行粘り込みの目が考えられる。
そのほか、パトリが出走する。
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レースの狙い
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ミニアチュールの実力が断然で、距離短縮でもスピードの違いで押し切れそう。相手は混戦で、水沢コースがプラスになるケープライトを筆頭に指名。グットフォーチュンは距離がカギだが、スピードを評価して3番手に据える。流れ込みタイプのルチルクォーツにも要マーク。再転入2走目のトーセンキャロル、転入2走目のジュランビルにもチャンスあり。
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