9月5日(木)に名古屋競馬場にて、第18回秋桜賞(3歳以上牝馬・1700メートル・18時00分発走予定)が行われます。今年の遠征馬は4頭で、なかでもダートグレード競走で善戦が続いているキャリックアリードが注目の存在。23年の最下位から巻き返しを図るハクサンアマゾネス、高知からの遠征馬アンティキティラにも期待がかかります。さらに、23年のこのレースを大差で制したブリーザフレスカも登場。上位拮抗の戦いといえそうです。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。単勝1番人気は2勝で、2着と3着はなし。2番人気は2勝、3着2回と好成績だが、3番人気は2着が1回だけとなっている。3着内馬15頭のうち10頭が東海地区以外からの遠征馬。大井所属馬が3着以内に1頭以上入っている。前走が牝馬限定の重賞で3着以内だった馬が1頭だけ連対。3走前までに3着がある馬が1から2頭連対している。
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出走馬短評
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ブリーザフレスカ 23年は後方からの大まくりで、2着のアンティキティラに2秒1差をつける圧勝。前走が名港盃で3着という成績は23年と同じだ。
ハッピーミーク JRAでは大敗が続いたが、名古屋移籍後は大崩れが少ない成績で8勝をマーク。ただ、ここに入ると重賞での実績的に見劣る感が否めない。
ハクサンアマゾネス 金沢からの遠征馬。23年のこのレースはパドックから動きひと息で、レースも早々に失速して最下位。実績は上位でも、夏場の実績からも強調しにくい。
キャリックアリード 大井からの遠征馬。ここまで11戦して、4回のダートグレードを含めてすべて4着以内と安定感がある成績。今回の条件なら差し脚が届く可能性が高い。
アンティキティラ 高知からの遠征馬。地元では苦戦ぎみだが、今年は佐賀と金沢で重賞を勝利。23年は差のある2着だったが、引き続き善戦以上が狙えそうだ。
エナジーロマネスク JRA未勝利から23年末に名古屋に移って3勝をマーク。しかし駿蹄賞と東海優駿で9着という実績では、苦戦必至といえるだろう。
グレースルビー 大井からの遠征馬。春は笠松と名古屋で重賞を勝ち、南関東では低迷したが、前走の兵庫サマークイーン賞は3着。ただ、今回の相手は強力だ。
ミルニュイ 大井からの遠征馬。JRA未勝利から大井に移って2勝を挙げ、JRAに戻って1勝を追加。前走の金沢では5着でも、B級とはいえ今年4勝の実力は侮れない。
そのほか、ケンドチョウライ、モンサンラファータ、ダンシングラブリーが出走する。
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レースの狙い
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キャリックアリードは実績断然で、地方全国交流の条件なら差し切り濃厚。ブリーザフレスカは大崩れが少ない成績で、圧勝した昨年の実績を含めて注目できる。アンティキティラは今回も先手を取れれば粘り込みが狙えそう。ハクサンアマゾネスは夏場の遠征が微妙でも、短期の休み明けで臨んだ昨年より状態面は上とみて連下に押さえる。あとは少々離れるが、差し脚を長く使えるグレースルビーが3連勝式の押さえ。
秋桜(あきざくら)賞(SP1)牝馬オープン の出走表はこちら
赤見千尋の予想にのる
齊藤修の予想にのる