9月1日(日)に佐賀競馬場で、第24回サマーチャンピオンJpnIII(3歳以上・1400メートル・17時25分発走予定)が行われます。JRAからはラプタス、メイショウテンスイ、サンライズホーク、コパノパサディナ、テイエムトッキュウが出走。地方他地区からはタイガーインディ(兵庫)ら3頭が遠征し、地元佐賀勢はテイエムフェローら4頭が迎え撃ちます。12頭の熱き戦いにご期待ください。
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過去の傾向
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過去5年の1番人気はすべてJRA勢で2勝、3着1回という成績。馬券圏外は2頭いて、2019年4着スマートレイチェルは前走3勝クラスを勝ったばかりで、23年5着ヘリオスはトップハンデ58.5キロだった。20年コパノキッキングもハンデが58.5キロで3着に終わっており、実績上位であってもハンデが重い馬は注意が必要だ。19年2着ヒザクリゲ(前走やまびこステークス)や20年1着サヴィ(同天保山ステークス)など、前走JRAのオープン特別や3勝クラスを勝利し、かつハンデも手ごろな馬が狙いやすい。地方勢で唯一3着以内に入った22年コウエイアンカ(6番人気で2着)も前走地元兵庫のレースで1着という成績だった。
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JRA所属馬短評
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ラプタスは21年サマーチャンピオンJpnIIIを圧勝するなど実績十分だが、約1年8カ月好走から遠ざかっている。今回もハンデも60.0キロと厳しく、一変まではどうか。
メイショウテンスイは20年のサマーチャンピオンJpnIIIでサヴィの2着と好走するなど、この頃は1400メートルのレースで安定した成績を残していた。その後は不調の時期が長かったが、近2走は天保山ステークス3着、ジュライステークス1着と復調。ここは期待してもいいかもしれない。
サンライズホークは昨年のサマーチャンピオンJpnIIIを皮切りにダートグレード3勝を果たした。しかし、黒船賞JpnIIIで11着と惨敗し、前走さきたま杯JpnIも11着に終わり、完全に一時期の勢いは止まった。JpnIIIの今回は無様な競馬はできないが、一変できるかは半信半疑。ハンデ59キロも鍵になる。
コパノパサディナはオープンクラスに上がり、ひと息の成績が続いている。1200メートルより1400メートルの方が成績は良いが、馬券圏内に食い込めるかどうか。
テイエムトッキュウは昨年のカペラステークスGIIIを逃げ切った快速馬で、前走東京スプリントJpnIIIは3着。ジャスティン、クロジシジョーに先着を許したが、久々も少し影響したかもしれない。今回も約4カ月の休み明けで、ダートでは1400メートルは初めて。そのあたりの対応が鍵になる。
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地方所属馬短評
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タイガーインディは地方に転入後は比較的安定した成績を残している。ダートグレードでも23年兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIは9着に敗れたが、3走前の黒船賞JpnIIIは3着と好走した。力を出せればここでも期待できる。
テイエムフェローは佐賀に転入後8戦6勝、2、3着各1回という好成績。1400メートルの持ち時計を詰めることができれば、食い込める可能性が出てくるが、容易なことではない。
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予想のポイント
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中心はJRA勢だが難しい一戦。過去に本競走で好走歴があり、近2走が好調でなおかつハンデが57キロと手ごろなメイショウテンスイに注目してみたい。
サマーチャンピオン(Jpn3)オープン の出走表はこちら
赤見千尋の予想にのる
齊藤修の予想にのる