9月16日(祝・月)に佐賀競馬場にて、第3回鳥栖大賞(3歳以上・2000メートル・18時05分発走予定)が行われます。今年のJBCクラシックJpnIと同じ距離で実施される重賞には、兵庫と高知、川崎から遠征馬が参戦。しかし高知の2頭は前走からレース間隔が空き、兵庫の2頭は前走で勝ち馬から差のある敗戦、そして川崎の1頭は9歳と高齢。それを考えると、今年は絞るのが難しい一戦と考えるべきかもしれません。
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過去の傾向
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過去2回の結果をみていく。昨年は1→3→2番人気の順で、一昨年は3→4→5番人気。昨年は兵庫→大井→佐賀、一昨年は名古屋→大井→兵庫と遠征馬が優勢だ。昨年の連対馬2頭は、JRAのオープンからの移籍初戦と2戦目と実績上位。一昨年の連対馬はともに前走で重賞を勝っていた。過去2回とも、3走前までに2000メートル以上の重賞で連対していた馬が3着以内に1頭だけ入っている。
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出走馬短評
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コスモポポラリタ 2歳時に北海道で重賞2勝を含む4勝を挙げ、3歳時は南関東の重賞で好走。佐賀初戦の前走で2歳時以来の勝利を挙げた点も注目できる。
サンライズホープ 兵庫からの遠征馬。JRAのダートGIIIを2勝した実績は上位だが、昨年以降の成績はいまひとつ。それでもこの条件なら無視できない存在だ。
マイネルデステリョ JRAでは2歳時の1勝だけで、その後は芝中距離で善戦まで。しかし佐賀移籍後は8戦とも5着以内と、ダート適性を見せている。
サンビュート 兵庫からの遠征馬。JRAで3勝し、その後は北海道で道営記念を制覇とスタミナは十分。休み明け2戦目の上積みを含めて注目できる。
トランセンデンス 高知からの遠征馬。大井の羽田盃を制した実績は断然だが、最近の成績はいまひとつ。休養明けという点を含めて強調しにくい。
エアアルマス 川崎からの遠征馬。20年1月にJRAのダートGIIを勝ち、昨年の笠松グランプリで2着に入ったが、今年は大敗の連続。その成績では今回も厳しそうだ。
グリードパルフェ 高知からの遠征馬。はがくれ大賞典で昨年1着、今年は2着と佐賀実績は上位だが、今回は久々。それでも要注意の存在といえる。
リネンファッション 21年のJBCレディスクラシックJpnIで3着に入ったが、その後は苦戦多数。佐賀でも差のある敗戦が続く近況では少々厳しい。
そのほか、エイシンダンシャク、シューラヴァラ、タケノサイコウが出走する。
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レースの狙い
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過去2回と比較すると、混戦といえる顔ぶれ。それなら久々でも佐賀での実績があるグリードパルフェに期待できる。サンビュートは休み明け2戦目の上積みが大きそうで対抗にマーク。距離適性があるサンライズホープも善戦以上が可能だろう。佐賀所属馬では、移籍初戦の前走を快勝したコスモポポラリタが筆頭格。あとは少々差がありそうで、3連勝式の候補として実績上位のトランセンデンスを挙げておく。
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