9月16日(祝・月)に水沢競馬場にて、第32回青藍賞(3歳以上・1600メートル・17時25分発走予定)が行われます。今年の出走馬は8頭で、今春に古馬重賞を制した2頭に加えて、3歳馬や連勝中の勢いがある馬もいますから、上位拮抗と考えるほうがいいのかも。ここから来月のマイルチャンピオンシップ南部杯JpnIに進んでいける馬の登場にも期待したい一戦です。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく(22年以前は盛岡のダート1600メートル)。1番人気は3勝、2着1回。連対馬はすべて5番人気以内で、人気薄での上位入線は、19年の3着馬(8番人気)だけとなっている。前走がA級一組(相当)か準重賞で1着だった馬が、3着以内に1頭だけ入っているのが特徴的。その年の一條記念みちのく大賞典に出走していた馬が連対。また、4走前までに重賞を勝利していた馬が1頭だけ連対しているデータもある。
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出走馬短評
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グランコージー 今年は赤松杯とシアンモア記念を勝ったが、最近2戦は大敗。その点は少々気になるが、水沢のマイル戦で7戦4勝という実績を含めて、巻き返しに要警戒だ。
サクラトップキッド 2歳時に2勝を挙げ、今年はフジユージーン相手には完敗したが、7月のやまびこ賞で重賞を勝利。今回は初の古馬相手だが、通用する可能性はある。
マイネルアストリア JRA時に条件交流戦を含めて3勝を挙げ、岩手では22年に重賞を2勝。しかし今年は8戦して2着2回で、馬体重の増加傾向も気にかかる。
ウラヤ JRAのダート1400メートルで3勝し、岩手移籍後は盛岡のダート1600メートルで2戦2勝。その勢いならコース替わりでも押し切る可能性がある。
ヒロシクン JRAでは1勝のみだが、今春の岩手移籍後は4連勝で一條記念みちのく大賞典を制覇。前走もスピードを見せたかたちで、この組み合わせなら逃げ切りが期待できる。
ゼットセントラル 昨春は重賞で善戦するなど好走したが、今年は善戦止まりが多数とひと押し不足。2走前のJRA条件交流戦で差し切ったように、展開の助けが必要だろう。
トーセンマッシモ 3歳春までに南関東で4勝し、岩手のダートではすべて4着以内。今回は重賞で相手が上がるが、上位争いに加わる可能性がありそうだ。
ゲンパチプライド JRAのダート短距離で2勝し、今春から岩手所属で、白嶺賞と栗駒賞で2着、盛岡のダート1600メートルで勝利。今回も立ち回り次第で善戦以上が可能だろう。
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レースの狙い
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ヒロシクンは今回も先手が取れそうで、逃げ切りが視野に入る。転入後が2戦とも圧勝のウラヤが強敵だ。サクラトップキッドは古馬相手でも相手なりに動けそうで3番手にマーク。グランコージーは展開がカギだが、競らずに先行できるようなら残り目が考えられそうだ。トーセンマッシモ、ゲンパチプライドは相手が上がるが、善戦傾向を評価して連下の候補として押さえておく。
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