9月8日(日)に佐賀競馬場にて、第35回九州ジュニアチャンピオン(2歳・1400メートル・18時05分発走予定)が行われます。佐賀デビュー馬限定戦で2頭の未勝利馬が含まれていますが、ここからネクストスター佐賀につながる可能性は十分。2戦2勝のポリスヴィークルに注目が集まりそうですが、人気薄の馬が台頭してくる可能性には要注意。時計の比較も必要ですが、過去のレース内容の比較も必要といえます。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく(22年までは10月に実施、21年は3着同着)。1番人気は3勝、2、3着各1回。連対馬はすべて4番人気以内だが、2番人気は2着2回となっている。22年は3着以内がすべて牝馬だったが、それ以外の年の連対馬は牡馬と牝馬の組み合わせ。21年を除きJRAへの遠征歴がある馬が1頭以上連対している。
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出走馬短評
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ダブルバースデー ここまで7戦未勝利でも、すべて4着以内という成績。スピード的には微妙でも流れ込む可能性はある。
ミトノドリーム 6月末の新馬戦を圧勝し、その後はひと息入れて今回が2戦目。距離延長と相手強化でも、スピードで押し切る可能性が考えられる。
ウサギ 九州産限定の新馬戦を勝ち、2戦目はJRA遠征で前走は差のある敗戦。ここに入るとスピード不足の感が否めない。
サガノオジョウサン 未勝利でも初戦はクビ差2着で、2戦目は同じ勝ち馬相手に4馬身差で2着。今回もその強敵がいるが、善戦以上が可能だろう。
ダイメイヒロイン 6月上旬の新馬戦を逃げ切って、2戦目の今回は約3カ月ぶりという点が最大の課題。それでも素質で突破する可能性は秘めている。
カシノアップビート 九州産限定戦を勝ってJRAに遠征して大敗でも先行争いに加わる好内容。前走で2勝目を挙げたが、今回の相手は強力だ。
アオイノユメ 6月中旬の新馬戦は出遅れて大敗したが、続く2戦目を快勝して、前走は先行して2着。今回も粘り込みを狙いたいところだ。
ポリスヴィークル ここまで2戦2勝で、1300メートルの前走は好時計で逃げ切り勝ち。その近況なら距離延長でも再度の逃げ切りが狙える。
エイヨーシンワ 九州産限定の新馬戦は3着で、続く2戦目をハナ差で勝利。時計的に微妙な感は否めないが、相手なりに動ける可能性はある。
ドゥエルセーラ 新馬戦は後方のまま大敗したが、2戦目と5戦目は好位付けから勝利。ただ、時計面で比較すると少々厳しい感が否めない。
そのほか、テイエムサガボーイが出走する。
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レースの狙い
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ポリスヴィークルは2戦2勝のスピードが魅力で、今回も逃げ切る可能性が高そう。先行力があるアオイノユメを相手筆頭に指名する。ミトノドリームは約2カ月ぶりで距離延長が課題でも、素質で克服する可能性が十分。サガノオジョウサンは今回も相手が強いが、善戦できるとみて連下に。前走で先行押し切りカシノアップビートにも少々警戒。善戦傾向があるダブルバースデーが連下の穴。
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