重賞レース直前情報
■2024年09月29日
第36回珊瑚冠賞(高知)

9月29日(日)に高知競馬場にて、第36回珊瑚冠賞(3歳以上・1900メートル・18時15分発走予定)が行われます。この1900メートルは重賞と一部の準重賞でしか使われないだけに、メンバーは距離実績がある馬と、ない(未経験含む)馬に分かれた印象があります。実績上位は、春に同舞台で実施される二十四万石賞の近2年の勝ち馬ガルボマンボとユメノホノオ。今年高知競馬では夏に約1カ月の休催があり、9月に休み明けで使われた8頭中7頭が体重増で臨んでいました。一度使われて変わり身を見せる馬に警戒する必要もありそうです。

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   過去の傾向
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過去5年の結果から傾向をみていく。昨年は3→8→4番人気で決着し荒れたが、それまでは1、2番人気がともに3着以内に入り堅く収まっていた。高知1900メートル経験がない馬が1頭以上3着以内に入っている。逆にメンバー中で同距離の勝ち数が最も多い馬は【1-0-0-4】(20年は全馬が未勝利)と不振なのは気になるところ。昨年は該当する2頭とも4着以下だったのが波乱の原因だ。10から12番の馬が1頭以上馬券に絡んでいるが、1から3番の3着以内は昨年の2着馬のみと内枠不利のデータもある。

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   出走馬短評
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グリードパルフェ 21年に高知県知事賞、昨年は佐賀・はがくれ大賞典、園田・六甲盃を制したステイヤー。遠征予定だったレースが取り止めになった影響は気になるが勝ち負けになる実力はある。

ガルボマンボ 1番人気で6着だった昨年のこのレースを除けば高知1900メートルでは3勝、2着1回。近2走は遠征で馬体を減らしたが、休み明けを叩かれた効果はありそうだ。

ナムラボス 高知で重賞を4戦し、最高成績は出遅れて末脚がハマった2走前のトレノ賞2着。中距離に良績はないが、新味を見せたトレノ賞のような大胆な乗り方なら侮れない。

グラティアスグー 2走前がA級-1組選抜初挑戦ながら2着に好走すると、建依別賞では9番人気で4着。勝負どころからの着実な末脚は魅力で、古馬重賞2走目での上積みもありそうだ。

ユメノホノオ 5月の福永洋一記念2着で連勝が12で止まったが、スローに落として逃げ切った勝ち馬を誉めるべき。前走を勝利しており、また連勝街道を歩む可能性が高い。

ダノンロイヤル 昨年1月の大高坂賞は格上挑戦でも3着に入りA級に定着したが、2走前が3カ月半ぶり、前走も5カ月ぶりでともに苦戦。間隔を詰めて使われても一変は疑問だ。

ウインヴェルデ 今年からの高知では重賞など相手が強いと苦戦傾向。全兄が短距離で活躍したウインムートとドリームバレンチノだが、この馬はJRAでの戦歴から中距離が向きそうな感がある。

トランセンデンス 21年の羽田盃を制した実力馬で、近走は遠征を中心に使われ姫路・白鷺賞で2着があるもののほとんどが差のある敗戦。B級の身で定量の重賞は厳しい。

そのほか、アヴァンセ、ニシノキントウン、ヒカリオーソ、ジョウショーモードが出走する。

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 レースの狙い
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ユメノホノオは距離不問の活躍。休み明けも苦にせずここは相手探しの一戦になる。春の二十四万石賞で同馬の2着だったガルボマンボ、一線級相手でひと押し不足のウインヴェルデは距離延長がプラスになりそう。4歳で上がり目が見込めるグラティアスグーも侮れない。出走予定のレースが取り止めとなった影響がなければグリードパルフェも要警戒。


珊瑚冠賞3歳以上 の出走表はこちら

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