9月8日(日)に水沢競馬場にて、第42回ビギナーズカップ(2歳・1400メートル・18時15分発走予定)が行われます。2週前のジュニアグランプリとは違い、こちらは岩手所属馬限定戦。若鮎賞を制したサウザンドマイルが不在のため、かなりの混戦模様となりました。今年の出走馬12頭の力量を戦歴から比較して推理するのは重要で、さらに水沢競馬場への適性を考慮する必要があるでしょう。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく(19から22年は盛岡ダート1400メートル)。1番人気は2勝、3着3回。連対馬はすべて4番人気以内で、20から22年の3着馬は5から6番人気となっている。19年を除き通算2勝以上の馬が1頭以上連対。1勝以下は2頭が勝利しているが、ともに北海道からの移籍馬だった。新馬戦を勝った馬が1頭以上連対。2走前までに3着以下があった馬が1頭だけ連対しているのが面白い。
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出走馬短評
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ピカンチフラワー 盛岡の新馬戦を勝ち、続く2戦目は2番手を追走して2着。今回も先行策が取れるようなら粘り込む可能性がありそうだ。
ステイクラッシー 水沢の新馬戦をクビ差で勝ち、若鮎賞は逃げ粘れず3着だったが、続く盛岡1600メートルのJRA認定戦は逃げ切り勝ち。そのスピードには今回も注目できる。
コニパ 7月末の盛岡1000メートルの新馬戦で、2着に2秒2差をつけ楽勝。今回は距離延長とキャリア2戦目という点が微妙だが、スピードで押し切る可能性はある。
ラポジート 水沢の新馬戦で、若鮎賞を制したサウザンドマイルに8馬身差つけて勝ち、続く2戦目も圧勝。前走はスタートひと息で大敗したが、改めて注目が必要だ。
ユウユウコラソン デビューから4戦連続で大敗したが、5戦目に初勝利を挙げて、前走は先行押し切りで勝利。先手を取れれば粘れるだけに、今回もスタートが課題になる。
ポマイカイ 盛岡1000メートルの新馬戦で2着に1秒8差をつけたが、その後が3戦して2着2回、若鮎賞6着と粘れず。ただ、輸送のない水沢で変わる可能性はある。
サンカリプソ 北海道のJRA認定新馬戦で2着に入り、3戦目の前走で逃げ切り勝ち。今回は岩手移籍初戦だが、ジュニアグランプリの結果を考慮するとチャンスは大きい。
サンエイクローバー 3戦して、2戦目に6馬身差で勝ったが、そのほかの2戦は差のある3着といまひとつ。しかし今回は展開が向く可能性がある。
マツリダマスラオ 5戦1勝だが、水沢1300メートルを4馬身差で逃げ切っている。すべて3着以内の成績を含めて、今回も先行粘り込みが期待できる。
そのほか、ミヤギプリンセス、マツリダラピス、エムティラグーンが出走する。
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レースの狙い
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サンカリプソは転入初戦だが、ジュニアグランプリで1着と2着に入った北海道所属馬との比較からも中心視するのが妥当。マツリダマスラオは善戦続きで、今回も首位争いが期待できる。ステイクラッシーは展開次第でも先手を取れれば残り目も。コニパは試金石だが、新馬戦圧勝のスピードで押し切る可能性がありそうだ。ラポジートは前走が大敗でもスタート五分なら巻き返しが可能。サンエイクローバーは前崩れの流れになれば首位争いに加われる。
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