9月23日(振・月)に金沢競馬場で、第44回白山大賞典JpnIII(3歳以上・2100メートル・17時10分発走予定)が行われます。JRAからはテンカハル、ディクテオン、ダイシンピスケス、メイショウフンジン、サンマルパトロールが出走。地方他地区からはミストラルウインド(名古屋)ら4頭が遠征し、地元金沢勢はヴェレノら3頭が迎え撃ちます。12頭の熱き戦いにご期待ください。
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過去の傾向
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過去5年の3着以内馬15頭を年齢別で見ると、3歳3頭、4歳6頭、5歳4頭、6歳2頭。高齢馬を割り引く必要はないが、近年は7歳以上の3着以内がなく、比較的若い馬が中心になっている。前走は重賞で3着以内に入っていることが望ましい。中心は4から5歳馬。好ステップはマーキュリーカップJpnIIIとなっている。地方勢で唯一3着以内に入った21年2着ミューチャリー(船橋)は前走帝王賞JpnI・4着と、JRA勢と遜色ない成績を残していた。近走のダート中距離の成績を素直に評価し、予想を組み立てたい。
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JRA所属馬短評
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テンカハルは23年日本テレビ盃JpnIIでウシュバテソーロの2着があり、重賞を勝てる力はある。2走前のマーキュリーカップJpnIIIは4着で、脚の使いどころがうまく嵌ればという印象。前走・芝のタイランドカップを挟んだことが刺激になれば面白い。
ディクテオンは前走帝王賞JpnI・3着と好走。スタートしてすぐはダッシュがつかず、レースの流れに乗れなかったが、直線外からしぶとく脚を伸ばした。今回、休み明けだがJpnIIIなのでいきなり勝ち負けを期待したい。
ダイシンピスケスはクリスマスエルフ賞(2勝クラス)→アレキサンドライトステークス(3勝クラス)→仁川ステークスと3連勝中。先行力としぶとく粘り腰を武器が持ち味だ。ただ、この勢いを持ってすぐに重賞挑戦が見たかった。約7カ月ぶりの実戦がどうでるか。
メイショウフンジンは23年白山大賞典JpnIIIでウィルソンテソーロの2着と好走。元々スタートが速いタイプではないが、前走マーキュリーカップJpnIIIは1枠で揉まれたのが厳しかったか。今回は見直したい。
サンマルパトロールは日進特別(2勝クラス)→瀬戸ステークス(3勝クラス)と中京の中距離を連勝中で勢いは十分。今回は昇級戦で初重賞挑戦。小回りコースが歓迎というタイプでもなさそうなので、どこまで通用するかといったところ。
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地方所属馬短評
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ここでは苦しいメンバー構成だ。
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予想のポイント
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23年浦和記念、名古屋グランプリとJpnII・2勝の実績を誇るディクテオンと、昨年の本競走2着のメイショウフンジンを高く評価。そこにテンカハルとダイシンピスケスがどう絡むかが見どころ。
白山大賞典(Jpn3)3歳上オープン(中央・地方全国交流) の出走表はこちら
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