9月15日(日)にばんえい帯広競馬場にて、第60回岩見沢記念(3歳以上・20時00分発走予定)が行われます。今年は8頭立てですが、今季ここまでの古馬重賞4戦(牝馬限定戦を除く)で2勝ずつ挙げているメムロボブサップとクリスタルコルドが出走。メムロボブサップは今季5戦5勝と好調ですが、当レースを含む秋から冬にかけての4つの重賞は未勝利だけに、ひとつひとつ勝ち星を積み重ねたいところ。最大20キロと重量差がそこまでないことも予想のポイントとなりそうです。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく(23年は3着同着)。単勝1番人気は3勝を挙げているが、2、3着はなし。22年は9頭立ての9番人気が勝つなど6番人気以下が1頭だけ3着以内に入っている。3着内馬16頭中15頭が同年のばんえいグランプリを使われ、うち12頭の前走がオープンのマロニエ賞。例外の3頭は同年のばんえいグランプリで馬券絡みの実績があった。
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出走馬短評
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ゴールドハンター 今季は特別戦での2勝のみで、重賞は2戦して8、5着。障害を降りてからの脚で勝負したいタイプで展開に左右されるだけに、積極的には買いづらい。
インビクタ 重賞初制覇が22年の当レースで最低人気で逃げ切ると、昨年は差して3着と好相性の一戦。勝ちみに遅いタイプだが、ハンデを考えると逃げ切りも視野に入る。
コマサンエース 古馬重賞で11戦して未勝利だが、昨年の当レースや3月のばんえい記念(ともに3着)をはじめ重量790キロ以上では成績安定。830キロの今回は上位争いが期待できる。
ヤマカツエース 今季初戦がメムロボブサップの3着で、格下相手の2戦目で勝利したが、その後の3着以内は世代限定戦のみ。6着だったばんえいグランプリの走りを見る限り、一線級相手では経験不足だ。
メムロボブサップ 今季はレース間隔を空けながら重賞2勝を含む5戦5勝(うち重賞2勝)の安定感。4着だった22年と同じくトップハンデでも、重量差や相手関係から勝利が期待できる。
ブラックサファイア オープン昇級後の近2走はとも7着。前走は離れた障害クリアから押し上げたが終いは一杯になっており、展開が向いてもここで通用するか疑問だ。
クリスタルコルド 北斗賞、旭川記念と重賞を連勝したが、メムロボブサップとの対戦だった重賞では7、4着と苦戦。今回は初の830キロという点も強調しにくい。
そのほか、コマサンブラックが出走する。
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レースの狙い
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メムロボブサップは出走数を絞って今季負けなし。ここを本気で勝ちにきた印象で、トップハンデでも20キロ差は恵まれている。重賞3連勝に期待できる。相手もばんえいグランプリ上位馬で、22年の当レース勝ち馬インビクタに、重量増を苦にしないコマサンエース。重賞で時に大駆けがあるゴールドハンターを押さえたい。
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