10月27日(日)に高知競馬場にて、第2回ネクストスター高知(2歳・1400メートル・18時05分発走予定)が行われます。16年から実施されていた黒潮ジュニアチャンピオンシップの距離はそのままに、昨年から名称変更。第1回を制したプリフロオールインは今年8月の黒潮菊花賞まで重賞5連勝。2着リケアサブルは兵庫遠征で重賞2勝と活躍馬が出ており、両馬に続く存在の出現に期待したいところです。今年の出走12頭中、逃げ切り勝ちを収めている馬が6頭。人気が予想されるドライブアウェイも同型だけに、競りかけていく馬が出てくれば波乱決着もあるかもしれません。
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過去の傾向
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ネクストスター高知のトライアルは堆金菊特別と潮菊特別で、第1回は各3、2着だった馬が2着、同8、3着だった馬が3着。勝ち馬は両レースとも不出走だった。ここではその第1回と19から22年の黒潮ジュニアチャンピオンシップ(1400メートル)の結果から傾向を見ていく。単勝1番人気は3勝、2着1回だが、5番人気以下も3着以内に1から2頭入っている。連対馬10頭はすべて1300から1400メートルで連対経験があり、過去4回の勝ち馬は同距離での勝利実績を持っていた。
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出走馬短評
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ゾクゾク 8月の新馬戦を好位追走から差し切り、今回と同距離の前走・潮菊特別では2着。勝ち馬に次ぐ上がりをマークしており、ここも食い込みに警戒が必要だ。
アイベット ここまで3戦して1から3着各1回と安定しているが、勝利は逃げに持ち込めたとき。潮菊特別は好位追走から突き放されたが3着は確保しており、引き続きの宮川実騎手も強調できる。
ピクチャーカード 800メートルでは逃げて2戦とも圧勝したが、距離延長の潮菊特別では逃げたものの3から4コーナーで勝ち馬に交わされて4着。展開に恵まれても善戦以上は厳しそうだ。
イツワリノユビワ 1300メートルで2勝しているが、時計的には平凡。堆金菊特別、潮菊特別とも離れた6着だが、差し脚一発の可能性はある。
ジャガーノート 新馬戦はドライブアウェイに7馬身差の2着で2戦目を勝利。前走の鎌倉記念は距離と相手を考えれば度外視できるが、前残りの競馬になっては厳しそうだ。
ヤマノアシオト 1300メートルの新馬戦は馬場を考えれば優秀な勝ち時計で、堆金菊特別はロスの多い走りでも3着を確保したが、潮菊特別はスタート直後に落馬し競走中止。気難しいタイプで、初コンビの林謙佑騎手がどう乗るかだろう。
リケアカプチーノ 新馬戦と潮菊特別は先行策から押し切って圧勝したが、ドライブアウェイが相手だった堆金菊特別は決定的ともいえる6馬身差の2着。逆転には展開の助けとプラスアルファが必要だ。
ドライブアウェイ スタートで後手を踏んだ2戦目こそ辛勝だったが、ここまで3戦3勝。堆金菊特別の勝ち時計は優秀で、月1走を守っているのも好感できる。
ワールドエイム 2週間前の1300メートルの新馬戦はスタートひと息も行き脚がつくと危なげない走り。終いは流しただけで、時計は詰まりそうだ。
そのほか、ハンドレインジ、オリーブブランチ、ニョイボウが出走する。
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レースの狙い
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デビュー3連勝中のドライブアウェイが主役。スタートさえ決まればここも通過点といえる。堆金菊特別で同馬の2着リケアカプチーノが相手。ハイペースになればイツワリノユビワ、堆金菊特別や潮菊特別と同様にスローペースならアイベット、ゾクゾクに警戒したい。未知の魅力あるワールドエイムや、折り合い次第だがヤマノアシオトも押さえておきたい。
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