10月30日(水)に園田競馬場にて、第21回兵庫クイーンカップ(3歳以上・1870メートル・16時00分発走予定)が行われます。最大の見どころは、最近2戦が3着、2着のハクサンアマゾネスが23年に続いてこのレースを制覇して復活となるのかどうか。重賞勝ち馬は笠松のワラシベチョウジャを含めて出走8頭のうち4頭となっていますが、重賞未勝利馬4頭のうち2頭は前走で逃げ切り。各騎手の判断が難しい一戦になりそうです。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。単勝1番人気は1勝、2着2回、3着1回。23年は2→1→3番人気の順だったが、それ以前の4年は3から5番人気が1頭だけ連対し、5から9番人気馬が2着または3着に1から2頭入っていた。20年は兵庫所属馬が3着以内を独占したが、それ以外の4年は遠征馬が勝利。6歳以上の馬が3着以内に1から2頭入っている。最近3年は前走が重賞で2着以内だった馬が1頭だけ連対。同じく過去3年は2走前までに重賞で5着以下があった馬が1頭だけ連対している。
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出走馬短評
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ハクサンアマゾネス 金沢からの遠征馬。読売レディス杯で3着、秋桜賞は7馬身差の2着と、最近2戦は善戦止まり。それでも今回の顔ぶれなら復活の可能性が十分にある。
ネネ JRA未勝利から兵庫に移って8勝を挙げ、最近5戦はすべて連対。しかし今回は初めての距離で初めての重賞という条件では、牝馬限定戦でも苦戦しそうだ。
アイヤナ JRA時は笠松の交流戦での1勝で、昨秋の兵庫移籍後は牝馬限定重賞に3回出走して3着2回。前走は逃げ切ったが、長く差し脚を使えるタイプだ。
マルグリッド 北海道の一般戦で1勝して兵庫に移り、3歳4月に佐賀のル・プランタン賞を勝利。しかし古馬混合の重賞では5回とも勝ち馬から1秒9以上の差で負けている。
エントラップメント JRAのダート1800メートルで新馬戦を勝ち、昇級後は苦戦が続いたが、兵庫移籍後は4戦3勝。2走前は出遅れて大敗したが、単騎逃げが叶えば侮れない。
スマイルミーシャ デビューから12戦連続連対で、兵庫ダービーを含む重賞6勝を挙げたが、前走の六甲盃は最下位。それでも力量は上位で、23年の2着以上も期待できる。
ワラシベチョウジャ 笠松からの遠征馬。新馬戦から5連勝でネクストスター笠松を勝ったが、その後は未勝利で重賞2着が4回。今回は初の古馬混合戦となる点も気にかかる。
ブルレスカ JRA未勝利から兵庫に移って3勝し、JRAの復帰初戦(1勝クラス)で勝利。しかしその後は苦戦多数で、今年の兵庫復帰後も連対なしでは強調材料に乏しい。
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レースの狙い
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西日本限定の交流戦という条件なら、改めてハクサンアマゾネスの底力に期待。スマイルミーシャは前走で大敗した点は気になるが、立て直して巻き返す可能性は十分にある。ワラシベチョウジャは初の古馬相手でどうかだが、相手なりに動けるとみて3番手にマーク。アイヤナは格下でも差しに回れば上位食い込みの余地が十分にある。マルグリッドは古馬重賞での実績がいまひとつだが、今回の組み合わせなら連下の候補として挙げられる。
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