10月27日(日)にばんえい帯広競馬場にて、第45回北見記念(3歳以上・20時05分発走予定)が行われます。前回の古馬重賞・岩見沢記念はメムロボブサップが単勝1.0倍で圧勝。引き続きトップハンデで、ハンデ差が10キロ広がり最大30キロとなっても圧倒的な支持を集めるでしょう。しかし、岩見沢記念には不在で当レース3連覇中のアオノブラックが参戦してきました。規定重量が850キロとさらに増えたことに加え、コースの砂の入れ替えが終了。白熱のパワー比べに期待できそうです。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。単勝1番人気は1勝、2着2回。5頭立てだった21年(2→3→4番人気)を除けば5番人気以下が1頭だけ馬券に絡んでいる。勝ち馬はすべて同年の岩見沢記念に出走。しかし近2年の2、3着馬は岩見沢記念に不出走だった。4年連続で岩見沢記念を含む近3走で1勝以上を挙げている馬が1頭だけ3着以内に入っているのも特徴的だ。22年を除く4回で大外枠の馬が馬券絡みしている。
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出走馬短評
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コウテイ 7月の旭川記念では障害先頭から粘って僅差2着と好走。タイプ的に重量が増えるのは歓迎だが、体重が減ったままなのは気になる。
アオノブラック このレース3連覇中。今季は6月の北斗賞までは5戦して3着以内4回と好調だったが、出走取消明けの2戦がともに苦戦。状態に疑問符が付く。
ゴールドハンター 6月のオープン昇級後の勝利は格下相手だった8月のばんえいスタートロフィーのみ。ただ昨年のこのレースでインビクタに先着しての3着という実績は軽視できない。
クリスタルコルド 今季は北斗賞、旭川記念と重賞2勝も、メムロボブサップが参戦した重賞では7、4、4着と善戦まで。今回はハンデが有利だが、830キロだった岩見沢記念の内容から手を出しにくい。
コマサンエース 今季2勝はともに格下相手だが、ばんえいグランプリ2着、岩見沢記念3着と重賞でも好走。鈴木恵介騎手への手替わりは魅力で、相手関係からも昨年の5着以上が狙えそうだ。
インビクタ 今季【1-4-4-2】で2度の馬券圏外も4着と条件を問わず安定。ただ昨年の北見記念では軽めの馬場でも4着だったように、840キロ超の重量では3着以内がない。
メムロボブサップ 今季はレース間隔を空けながら重賞3勝を含む6戦全勝。ここを勝てば、未勝利の古馬重賞は帯広記念のみとなる
そのほか、カイセドクターが出走する。
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レースの狙い
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メムロボブサップは今季6戦6勝。ほかの有力馬との20キロ差は恵まれており、焦点は相手探し。重量増に対応できそうなのがコマサンエースとコウテイで、ハンデ差を生かせば食い下がりに警戒。メムロボブサップのライバルであるアオノブラックは見せ場なしだった前走から持ち直せれば侮れない。
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