重賞レース直前情報
■2024年10月13日
第47回ナナカマド賞(帯広)

10月13日(日)にばんえい帯広競馬場にて、第47回ナナカマド賞(2歳・20時00分発走予定)が行われます。2歳シーズン最初の重賞で、三冠ロードは12月のヤングチャンピオンシップ、年明け3月のイレネー記念と続きます。この世代は牡馬のキョウエイエース、スーパーシン、牝馬のキョウエイカスミ(今回は登録なし)の3頭が最多の4勝を挙げ、9月の牡馬オープン・青雲賞ではキョウエイエースが1着、スーパーシンが2着。今回のメンバーではこの2頭が抜けているといえそう。ただし馬場の砂の入れ替えが始まってからのレース未経験なのもこの2頭で、そのあたりに付け入る隙があるかもしれません。

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   過去の傾向
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過去3年は、青雲賞(牡馬オープン)の1着馬が負担重量580キロで1番人気に推され1、2、1着と連対しているのが特徴的。過去5年で、青雲賞1から3着馬の3着以内は、19、20年は1頭だけだったが、21から23年は2から3頭と結果がここに結びつくようになっている。牝馬の馬券絡みは20年の1、3着馬のみと苦戦傾向。いちい賞(牝馬オープン)の連対馬でさえ結果を残せていない。

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   出走馬短評
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アバシリタカラコマ 新馬戦の時点で体重993キロの大型馬で、3戦目のB級-1組を早めの抜け出しで初勝利。その後勝利はないもののA級-1組でも安定しており、脚部不安で競走除外後の青雲賞が3着だったことから状態面に不安はなさそうだ。

サッコ C級、B級と連勝して臨んだ白菊賞2着で名を上げ、いちい賞も8着という着順ほど負けていない感も。ただ牡馬の一線級に入ると見劣りは否めない。

ウンカイマジック 新馬戦は見せ場がなかったが、続くD級-1組を勝利すると、その後6戦が【1-3-1-1】と軌道に乗った。しかし強敵不在だったA級-1組と、いちい賞がともに6着では善戦以上は見込めない。

アルイテイコウ 新馬戦ではキョウエイエースを並ぶ間もなく交わし去って圧勝したが、その後は詰めひと息で青雲賞8着など苦戦続き。前走こそ勝利したがA級-3組と相手関係が楽だった。

スタージャガー デビューから3連勝したが、夏場は成績を落とし3着まで。ただし青雲賞4着、前走A級-1組は2着と復活気配はうかがえる。

スーパーシン キョウエイエースとともに世代最多4勝を挙げ、5度の対戦では3勝と勝ち越し。とはいえ重量が増えた青雲賞で詰めを欠き、2着とはいえ完敗だったのは気になる。

アグリホープ 新馬戦は障害で苦戦したが2着に歩くと、その後A級-3組、2組と切れ味を発揮して勝利。A級-1組でも2着と3着はあるが相手に恵まれてのもので、青雲賞5着からも重賞では荷が重い。

キョウエイエース 新馬勝ちこそ逃したが、【4-4-1-0】と安定感抜群。賞金ハンデを課されながらも2番手から抜け出しを決めた青雲賞など勝ちっぷりのよさも魅力だ。

ヤマノドラゴン 新馬戦を逃げ切って大勝したが、その後が苦戦の連続。近走は持ち直しているが、青雲賞が後方のまま9着では厳しそうだ。

そのほか、シンザンパワーが出走する。

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 レースの狙い
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キョウエイエースは、唯一、賞金ハンデを課されているが青雲賞の勝ちっぷりや、デビューから一度も馬券圏外がないなど完成度で一枚上。相手も青雲賞の上位馬が有力で、アバシリタカラコマが2番手。前走A級-1組は先行策が実を結ばなかったが経験を積んだはず。以下、スーパーシン、スタージャガーの順番。アルイテイコウは鈴木恵介騎手への乗り替わりを考慮し3連勝式の3着候補に加えたい。


ナナカマド賞(BG3)2歳オープン別定 の出走表はこちら

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