10月27日(日)に盛岡競馬場にて、第47回すずらん賞(3歳以上・ダート1800メートル・17時25分発走予定)が行われます。以前は夏の準重賞または重賞として実施されていましたが、今年は来月の北上川大賞典の前哨戦という位置づけに変更。重賞での実績がある馬も多く、大晦日の桐花賞に向けて見通しを明るくしておきたいところでしょう。盛岡で7戦7勝のミニアチュールに注目が集まりそうですが、混戦模様と考えるほうがいいかもしれません。
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過去の傾向
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同時期に実施されていた金華特別(A1クラス・23年は1600メートルで、それ以前は1800メートル)を対象に過去5年の結果をみていく。23年は5→4→2番人気の順だったが、1番人気馬は3勝、2着1回と堅実。3着内馬15頭のうち14頭が5番人気以内となっている。2から4走前に重賞(ダードグレードを除く)で5着以内があった馬が1頭だけ連対。3着内馬はすべて牡馬またはセン馬となっている。
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出走馬短評
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サクラトップキッド 東北優駿は差のある2着だったが、その後はやまびこ賞を勝ち、古馬相手の青藍賞で3着に健闘。今回の相手でも差し脚が届く可能性が十分にある。
ライアン 南関東で2歳時に重賞を含む4勝を挙げ、翌年の羽田盃で2着。その後は苦戦が続いたが、今年は岩手で4戦3連対と復活した感がある。
グランコージー 今年は開幕から重賞2勝を含む3連勝を挙げたが、その後の成績がいまひとつ。地力的に無視しにくいが、馬体重が戻ってこない点は気にかかる。
サルサレイア JRAで2勝、大井で1勝と勝ち星は少ないが、重賞で善戦多数の成績は魅力。今回は岩手移籍初戦だが、輸送なしで臨める点はプラス材料といえそうだ。
ミニアチュール 3歳時に東北優駿を含む重賞7勝を挙げ、冬場は苦戦したが今季は3戦目から好走続き。今回は牡馬が相手となるが、今の勢いには魅力がある。
ノーブルサターン JRA時に4勝し、その後は大井で苦戦したが、岩手移籍後は気性難が解消。22年の12月に重賞2勝、23年も秋以降に重賞を3勝と、この季節での実績もある。
ゴールドギア JRAの芝中長距離で5勝を挙げ、岩手でも芝で好成績。ダートでは未勝利でも、今年はダートの重賞で3着以内が2回と、徐々に慣れてきた感がある。
レールガン 今年は厳しい戦いが続いているが、北上川大賞典では21年が2着で、22年と23年は3着に健闘。気温が下がって調子を上げてくる可能性には警戒が必要だ。
そのほか、フレイムウィングス、サザンナイツが出走する。
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レースの狙い
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ミニアチュールは牡馬が相手でも、今の勢いなら大きく崩れる可能性はなさそう。相手筆頭には休み明け2戦目のノーブルサターンを指名したい。ライアンは岩手移籍後の成績が良好で、ここでも首位争いに加わりそう。相手なりに動けそうなサクラトップキッドも押さえておきたい存在だ。サルサレイアは前走が大井所属での盛岡出走で、岩手に移籍して前進する可能性に少々警戒。
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