10月10日(木)に笠松競馬場にて、第51回オータムカップ(3歳以上・1900メートル・15時55分発走予定)が行われます。金沢からは23年の優勝馬であるトランスナショナルを含む2頭、そして兵庫からは北海道で重賞を制した実績があるサンビュートが出走。名古屋からは笠松で重賞を制したペップセを含む2頭が参戦、笠松の7頭のうち5頭は森山英雄厩舎所属馬となっています。重賞馬3頭に割って入りそうな存在に警戒したい一戦といえます。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。23年は5→3→6番人気、22年は5→2→3番人気の順だったが、それ以前の3年は1番人気が勝利。過去5年とも、5番人気以下が3着以内に1から2頭入っている。7歳以上が3着以内に1から2頭。3着内馬はすべて牡馬またはセン馬で、21年以外はセン馬が3着以内に1から2頭入っている。
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出走馬短評
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トランスナショナル 金沢からの遠征馬。23年の勝ち馬で、今年は大井、名古屋を経て、前走から以前と同じ厩舎に復帰。中1週でも体重が戻れば昨年の差し脚の再現が狙えそうだ。
ペップセ 名古屋所属だが23年は笠松でクイーンカップと岐阜金賞を勝ち、今年は撫子争覇を勝利。くろゆり賞の最下位は最内枠で出遅れた影響で、度外視できる内容だ。
コトシロ JRA未勝利から23年の秋に笠松に移って8勝をマーク。前走は3月以来の勝利だったが、再度の中距離で差し脚が届く可能性は考えられる。
タイセイドリーマー JRAの芝中長距離で2勝して、今年から笠松に移って10戦4勝。前走は後方のまま大敗したが、3走前は先行して7馬身差で勝利した実績は侮れない。
サウンドノバ JRAでは2歳時に芝1800メートルで3着2回もその後は大敗が続いたが、笠松移籍後は6戦とも3着以内。岐阜金賞でハナ差2着の実績なら警戒する必要があるだろう。
キャッシュブリッツ JRAのダート1800メートルで勝利して、笠松移籍後は8戦5連対で、東海優駿と秋の鞍で2着。今回は初の古馬戦となるが、相手なりに動ける可能性は考えられる。
サンビュート 兵庫からの遠征馬。JRAで3勝し、北海道で道営記念、瑞穂賞を勝利。ただ、2000メートル未満のコーナー6回の舞台で未勝利という点は気にかかる。
ミストラルウインド JRAで1勝し、その後は大井で1勝を加えて名古屋に移って5勝を挙げたが、A級では未勝利。今回も厳しい戦いになりそうだ。
ウインハピネス 19年のこのレースの勝ち馬で、23年11月まで笠松では26戦連続で3着以内と好走したが、23年末以降は大敗続き。その現状では強調しにくい。
そのほか、ドラゴステ、ポートロイヤル、ナリタブレードが出走する。
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レースの狙い
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かなりの混戦といえる組み合わせなら、小回りコースでの実績は乏しくても地力上位のサンビュートが中心。キャッシュブリッツは古馬相手でも相手なりに動けるとみて対抗に据える。サウンドノバは岐阜金賞でハナ差2着の実績を含めて注目可能。トランスナショナルは中1週での再遠征でどうかだが、持ち味の末脚が届く可能性は十分にある。ペップセ、タイセイドリーマーは主導権を取れるようなら残り目も。
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