重賞レース直前情報
■2024年10月03日
第58回東京盃 JpnII(大井)

10月3日(木)に大井競馬場で、第58回東京盃JpnII(3歳以上・1200メートル・20時10分発走予定)が行われます。JRAからはヘリオス、チカッパ、シャマル、クロジシジョー、エートラックスが出走。地方他地区からイグナイター(兵庫)が遠征し、地元南関東勢はエンテレケイア(浦和)ら8頭が迎え撃ちます。14頭の熱き戦いにご期待ください。

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過去の傾向
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過去5年で3着以内に入った15頭のうちJRA馬は13頭、地方馬は2頭で、近年はJRAが圧倒している。同一馬が複数回好走しているのも大きな特徴で、リュウノユキナ、ジャスティン、レッドルゼル、コパノキッキング、ブルドッグボスとこれほどリピーターがいるレースもめずらしい。単純にダートのスプリント能力が問われる一戦で、当然JBCスプリントJpnIにもつながる。速い時計が出る馬場だとJRA馬が勝ちやすく、反対に時計がかかるようだと地方馬に勝つチャンスが出てくるという傾向もある。前走レースは様々。重賞実績はある程度必要として、ダート1600メートル以下であればJRA・地方・海外のどれでも問題なく、休み明けでも割引材料にはならない。着順は4着以内であるのが望ましい。

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JRA所属馬短評
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ヘリオスは23年東京盃JpnII・6着、24年東京スプリントJpnIII・4着の実績があり、ともに勝ち馬から1秒0以上離された。実績的には好走できてもまったくおかしくないが、このコースとの相性は良くない。

チカッパは3歳馬。2走前の兵庫チャンピオンシップJpnIIはエートラックスに3馬身及ばずの2着だったが、前走北海道スプリントカップJpnIIIでは逆転で勝利を飾り、重賞初制覇を飾った。その要因となったのは距離短縮。1200メートルで決め手が炸裂した。今回は古馬との力関係が鍵だが、舞台としては歓迎だ。

シャマルは22年東京スプリントJpnIIIでリュウノユキナをハナ差で下して重賞初制覇を飾った。その後は意外にも1200メートルのレースに出走していない。今年、黒船賞JpnIII、かしわ記念JpnIを制しており、1400から1600メートルの馬という印象が強くなっている。久々の1200メートルでどんな競馬を見せてくれるか楽しみだ。

クロジシジョーは末脚を生かし、1200メートルで安定した走りを見せている。3走前の千葉ステークスは1番人気で4着と敗れたが、ハンデ58キロが響いた結果。近2走は東京スプリントJpnIII・2着、クラスターカップJpnIII・2着と重賞初制覇までもう一歩のところまできている。

エートラックスも3歳馬。兵庫チャンピオンシップJpnIIを制した後、前走北海道スプリントカップJpnIIIはチカッパの豪快な末脚に屈して2着。距離1200メートルにも対応はしたが、現状は1400メートルがベストかもしれない。

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地方所属馬短評
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エンテレケイア(浦和)は2走前の習志野きらっとスプリントで重賞初制覇。前走のアフター5スター賞では内から先行して直線に入り、最後はマックスらの追撃を振り切って重賞連勝を飾っている。初のダートグレードでどこまで通用するかが鍵。

イグナイター(兵庫)は23年JBCスプリントJpnI(大井1200メートル)の覇者。ベストの距離は1400メートルだが、地力の高さでカバーした。前走さきたま杯JpnIはレモンポップの2着。次走のJBCスプリントJpnI(佐賀1400メートル)が最大目標だが、ここでぶざまな競馬はできない。

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予想のポイント
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JBCスプリントJpnI本番さながらの強力なメンバーが揃った。イグナイターとシャマルは斤量58キロだが、当然その分実績・地力上位。ここでは力の違いを見せたいところ。クロジシジョーとチカッパが末脚を生かしてどれだけ迫れるか見どころ。


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