10月27日(日)に金沢競馬場にて、第68回MRO金賞(3歳・1400メートル・18時15分発走予定)が行われます。夏の中距離重賞から秋の短距離戦に衣替えして2年目。地元所属馬限定という条件に11頭が集まりました。重賞で上位に入った実績がある馬が少ないだけに、条件クラスから臨む馬にもチャンスは十分。ただし、前走で逃げ切り勝ちをおさめた馬が6頭もいる点には注意する必要があるかもしれません。
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過去の傾向
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1400メートルで実施された23年を振り返る。雨の重馬場で、逃げた9番人気のアリアージュが3着に粘る展開。勝ったのは中団から早めに動いたノブノビスケッツ(2番人気)で、最後の直線で差を詰めてきたハクサンバード(3番人気)が2着。1番人気のダイヤモンドラインは後方2番手から差し脚を見せたが4着までだった。3着内馬はすべて、前走と2走前が3着以内。23年は3着まで牡馬だった。
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出走馬短評
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ダブルアタック 北日本新聞杯で2着に入り、石川優駿は差のある4着。前走のサラブレッド大賞典も大差での3着だったが、タイプ的に距離短縮は悪くなさそうだ。
ショウガフクキタル 2歳時に3勝して休養に入り、今年は8月の復帰初戦から2戦連続で大敗。しかし距離短縮の最近2戦で快勝した内容なら、再度の首位争いが期待できる。
コパノアマンダ JRA未勝利から川崎に移り、今年1月に初勝利。その後は金沢移籍後も含めて苦戦したが、9月以降は4戦連続3着以内と一変。ただ、時計比較では劣勢だ。
ハクサンツキミテイ JRA時に佐賀の未勝利交流戦で勝利したが、それ以外では大敗の連続。しかし金沢では3戦3勝で、ここでもスピードで押し切る可能性が考えられる。
スペリオルパンサー 北海道でJRA認定戦を勝った直後に金沢に移り、ネクストスター金沢で3着。その後は名古屋を経て金沢に戻ったが、今回は長期休養明けという点が気にかかる。
ショコラエクレール JRAでは8戦とも大敗したが、7月の移籍後は6戦3勝と好成績。前走は牝馬限定戦で逃げ切ったが、好位差しの形も取れるだけに格下でも侮れない。
プレストマーヴェル 北海道のデビュー戦を勝った後は苦戦多数の成績だったが、金沢では移籍2戦目から好成績。時計的にも互角以上で、好位からの差し切りが狙えそうだ。
ドンリュウスター 全体的に大崩れが少ないタイプだが、重賞では5回とも勝ち馬から1秒9以上の差で大敗。2走前は圧勝したが、ここに入ると少々厳しい。
ガガヒャクマンゴク 西日本3歳優駿とサラブレッド大賞典では大敗したが、それを除けば5戦連続で連対。同型は多いが、今回の距離なら粘り込む可能性が考えられる。
メイショウベル JRAでは金沢の未勝利交流戦で2着があったが、そのほかは大敗続き。しかし金沢移籍後は2戦とも圧勝で、ここでも通用する可能性がありそうだ。
そのほか、サンヨウラフェスタが出走する。
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レースの狙い
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混戦の組み合わせで難解だが、好位差しで連勝しているプレストマーヴェルに期待。最近2戦で復活した感があるショウガフクキタルにも要注意。ダブルアタックは2走前の差し脚を再現できれば勝利が狙える。メイショウベルは逃げ切り連勝中でも、好位差しの形も取れそうで要注意。3連勝中のハクサンツキミテイ、距離短縮のガガヒャクマンゴクを連下の候補として挙げておく。
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