重賞レース直前情報 |
10月10日(木)に園田競馬場にて、第7回園田オータムトロフィー(3歳・1700メートル・16時15分発走予定)が行われます。今年の兵庫優駿で3番人気以内に支持された3頭が出走しますが、その3頭はすべて兵庫優駿以来。春までの実績馬と、夏以降に実力をつけてきた馬たちの力関係の推理が難しい一戦となりました。最初のカーブまでの距離が短い1700メートル戦で混戦模様となれば、良い位置を取るための争いも激しくなりそうです。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。単勝1番人気は2勝、2着1回。23年は1→3→2番人気の順だったが、それ以前の4年は6から9番人気馬が3着以内に1頭だけ入っていた。通算5勝以上の馬が1頭以上連対。連対馬10頭のうち8頭は過去の出走が10回以上。残り2頭は5戦5勝、8戦7勝という成績を残していた。2走前までに4から5着があった馬が1頭だけ連対しているというデータもある。
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出走馬短評
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ファッシネイトパイ JRAでは7戦の大半で苦戦したが、兵庫移籍後が2戦2勝。前哨戦を快勝した内容と、高知の赤岡修次騎手を起用した点を含めて注目できる存在だ。
メロディメーカー ここまで11戦3勝、2着3回の成績だが、重賞では2回とも差のある敗戦。ただ、後半に脚を使えるタイプだけに、前崩れの展開になればチャンスが出てくる。
プリムロゼ デビュー戦から大崩れがない成績が続き、兵庫優駿では4番人気に推されたが11着と大敗。その後の2戦は完勝したが、今回は距離延長と展開が課題になる。
マルカイグアス 通算8戦3勝でも、そのうちの2勝が園田ジュニアカップと兵庫優駿なら実績は上位。休み明けの今回も相手なりに動ける可能性が十分にある。
ナリタセレーノ JRAでは芝で8戦して4着が2回。移籍初戦の前走は差し脚を長く使って快勝したが、小柄だけに重賞で負担重量が増加する点は気にかかる。
インテンシーヴォ 北海道でJRA認定戦を含む2勝を挙げ、兵庫移籍後は10戦2勝でも、最近4戦は3着以内を継続中。今回も立ち回り次第で善戦以上が可能だろう。
ガイアエクスプレス ミューチャリーの半弟で、船橋では新馬戦から6戦連続で3着以内。格付け後は2戦とも大敗したが、兵庫初戦の前走で2着なら今回も注目できそうだ。
レイアンドダンス 兵庫優駿は6着だったが、最近2戦は差し脚を長く使って連続2着と好成績。今回の相手は強力だが、展開に恵まれる可能性はある。
ウインディーパレス 年明けのデビューから6戦6勝で迎えた兵庫優駿は単勝1番人気に支持されたが、流れに乗れずに大差の5着。それでも素質的に無視できない感がある。
クラウドノイズ 2歳時にJRA認定戦での3勝を含む5勝を挙げ、春はネクストスター西日本での4着から、中5日の菊水賞で2着。今回も逃げられるかがカギとなる。
オーシンロクゼロ デビューからの4連勝で菊水賞を勝ち、西日本クラシックで2着に入ったが、兵庫優駿は2番人気で8着。超大型馬だけに、休み明けは少々気になるところだ。
そのほか、ワンダーグリーが出走する。
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レースの狙い
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かなりの混戦だが、兵庫優駿を早め先頭で押し切ったマルカイグアスに期待。善戦が続くインテンシーヴォを相手筆頭に抜擢したい。ファッシネイトパイは移籍後の2戦がともに快勝で、ここでも首位争いが狙えそう。レイアンドダンスは最近2戦の差し脚が上々で、再度の善戦以上が可能だろう。ウインディーパレスは差しに回るようなら一発も。園田2戦目の上積みが見込めるガイアエクスプレスも押さえたい。
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