11月10日(日)に盛岡競馬場にて、第14回絆カップ(3歳以上・ダート1200メートル・18時05分発走予定)が行われます。3連覇したキラットダイヤが引退して、今年は重賞4連勝中のゴールデンヒーラーが注目の存在。しかしそのほかの11頭には、最近の成績が良好という馬が多く、さらに移籍初戦が2頭いるメンバー構成は混戦模様。各馬の力量と今の調子をチェックして、できるだけ絞っていきたい一戦といえます。
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過去の傾向
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JBCの関係で9月に実施された22年を除く、過去4回の結果をみていく(19、20年は盛岡ダート1600メートル)。単勝1番人気が4回とも勝利。連対馬はすべて、前走が重賞または重賞以外で1着だった。2走前までに重賞で2着以内があった馬が1から2頭連対。2走前が3着だった馬が1頭だけ連対しているのが面白い。
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出走馬短評
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グットフォーチュン JRAで2勝を挙げ、岩手移籍後は短距離のオープン特別を2勝。盛岡コースで3着内率100%の実績は強調できる材料だ。
ウラヤ JRAのダート1400メートルで3勝し、岩手では移籍初戦と2戦目を勝利。最近2戦は重賞で大敗したが、初の1200メートルでの変わり身には警戒が必要だ。
ホッコーライデン JRAのダートで4勝を挙げ、23年の春に北海道の1200メートルで勝利。それ以降は未勝利だが、初の盛岡コースで一変する可能性は秘めている。
ジュランビル JRAで4勝を挙げ、その後は大井所属で昨春の佐賀ヴィーナスカップを勝利。今回は岩手移籍2戦目の上積みにも期待ができる。
トーセンキャロル 22年は中距離の3歳牝馬重賞を2勝。最近の成績はいまひとつでも、23年は岩鷲賞を勝ち、このレースで2着に入った実績は侮れない。
コモリリーガル 北海道所属の2歳時に、盛岡のプリンセスカップを勝利。今夏から岩手に移ってひまわり賞を制したが、短距離のほうが合いそうなタイプだ。
ゴールデンヒーラー 昨年末は強敵相手に苦戦したが、短距離に矛先を向けた今年は4戦4勝と一変。4カ月ぶりの今回も注目する必要があるだろう。
ルチルクォーツ 昨秋以降は、クラスターカップJpnIIIを除いてすべて5着以内と好成績。その近況なら、今回も大きく崩れるシーンは考えにくい。
レディブラウン 2歳時に北海道と川崎で計2勝したが、その後は5歳秋まで低迷。しかし岩手移籍後は8勝してオープンで2勝と、実力が戻った感がある。
エイシンスコッティ 2歳時に北海道と大井で計3勝した後は苦戦したが、今年は岩手で2勝と復活。最近3戦は大敗したが、距離短縮での一変には要警戒だ。
ブローヴェイス JRA未勝利から岩手に移って5勝を挙げ、最近2戦は北海道の短距離で好走。実績的には劣勢でも、短距離では底を見せていない感がある。
そのほか、ブンロートが出走する。
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レースの狙い
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ゴールデンヒーラーは休み明けでも力を出せる傾向で、引き続き中心視するのが妥当。コモリリーガルは前走が度外視可能で、短距離戦での巻き返しが期待できる。グットフォーチュンは盛岡での成績が良好、再度の先行粘り込みに注意が必要。最近の成績が良好のレディブラウンも善戦以上が期待できる。ブローヴェイスは再転入初戦でも、再度の短距離戦なら善戦以上が狙えそう。差し脚があるルチルクォーツにも要マーク。
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