重賞レース直前情報
■2024年11月04日
第24回JBCクラシックJpnI(佐賀)

11月4日(振・月)の佐賀競馬第11レースには、第24回JBCクラシックJpnI(3歳以上・2000メートル・18時30分発走予定)が行われます。JRAからはメイショウハリオ、ノットゥルノ、ウィリアムバローズ、ウィルソンテソーロが出走。地方他地区からはキリンジ(兵庫)ら5頭が遠征し、地元佐賀勢はアンブロジオら2頭が迎え撃ちます。11頭の熱き戦いにご期待ください。

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過去の傾向
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過去5年の勝ち馬は4歳が3頭、5歳が2頭と近年は比較的若い馬が勝っており、連対馬も10頭中9頭は5歳以下。6歳で3着以内に入ったオメガパフューム、チュウワウィザード、テーオーケインズはすでにJBCクラシックJpnIでの連対実績があった。施行競馬場が変わっても、リピーターは必ずチェックしたい。大井でのJBCクラシックJpnIでは大井2000メートルのGI/JpnI実績重視となるが、今年は佐賀記念JpnIIIの実績が重要だろう。
3着以内馬15頭中8頭の前走が帝王賞JpnIで、そのうち7頭が同レースで5着以内。20年クリソベリルは帝王賞JpnI→JBCクラシックJpnIと連勝した。帝王賞JpnIとJBCクラシックJpnIのレース間隔は約4カ月とそれほど長くないが、休み明けであることには変わりない。ダートは芝と違って調教だけで仕上げ切るのは難しく、ブランクによるハンデは生じやすいはずなので、中間の調整過程とレース当日の気配は大事だ。
一方、21年1着ミューチャリーは白山大賞典JpnIII・2着、23年1着キングズソードは阿蘇ステークス1着と、8月以降に1戦使われていた。前走は必ずしも勝っている必要はないが、夏から秋にかけて1戦使われている方が安心できる。

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JRA所属馬短評
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メイショウハリオは22・23年と帝王賞JpnI連覇など実績は上位。ピーク時に比べると力は衰えているが、まだ見限ることはできない。前走日本テレビ盃JpnII(3着)を使われたことがプラスに出れば。

ノットゥルノは22年東京大賞典GI・2着、23年大井でのJBCクラシックJpnI・2着と実績はトップクラスだが、成績にムラがありいつ走るかわからないタイプ。今年、2月の佐賀記念JpnIIIでは斤量59キロを背負いながら、2着キリンジを4馬身突き放しての快勝と、今回に向けての予行演習は完璧。なんとしても力を発揮して、結果を出したい。

ウィリアムバローズは今年の東海ステークスGIIでオメガギネスを2着に退けて重賞初制覇。続くかしわ記念JpnIは6着と崩れてしまったが、初のマイル戦がJpnIという厳しい状況で、レースの流れにうまく乗れなかったことが敗因なので深刻に考える必要はないだろう。前走日本テレビ盃JpnIIでは持ち前の先行力を生かし、早目のスパートからそのまま押し切り重賞2勝目。王者ウシュバテソーロを下しての金星を飾った。一戦ごとに力をつけており、距離2000メートルは鍵ながらJpnIでも恥ずかしくない競馬はできるはず。

ウィルソンテソーロは23年にチャンピオンズカップGI・2着、東京大賞典GI・2着、24年帝王賞JpnI・2着とGI/JpnI制覇までもう一歩。前走コリアカップGIIIは2着だが、1着クラウンプライドに5馬身離された点が不満。状態面が向上しているといいが。

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地方所属馬短評
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キリンジ(兵庫)は3歳時にジャパンダートダービーJpnI・2着、4歳になった今年2月の佐賀記念JpnIIIでも2着に好走。ただ勝ったノットゥルノとは4キロの重量差があった。今回は相手関係的にも厳しい戦いが予想される。

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予想のポイント
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キングズソードが屈腱炎を発症し、直前で出走回避となったが残念だ。とは言え、GI/JpnI初制覇を目指すウィリアムバローズとウィルソンテソーロにとっては大きな追い風になるだろう。無難に中心馬を選ぶのであればウィルソンテソーロだが、ここはウィリアムバローズに期待。国内のダートで無敵の強さを誇るウシュバテソーロを下した勢いで、一気に頂点まで駆け上がれるか。ノットゥルノとメイショウハリオも当然圏内。ここはJRA勢4頭の争いだ。


JBCクラシック(Jpn1)オープンの出走表はこちら

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