11月21日(木)に園田競馬場で、第26回兵庫ジュニアグランプリJpnII(2歳・1400メートル・15時50分発走予定)が行われます。JRAからはヤマニンシュラ、コパノヴィンセント、ハッピーマン、シャインミラカナ、コスモストームが出走。地方他地区からはベラジオドリーム(北海道)ら2頭が遠征。地元兵庫勢はラピドフィオーレら5頭が迎え撃ちます。12頭の熱き戦いにご期待ください。
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過去の傾向
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過去5年、1番人気はすべてJRA馬で2勝、2、3着各1回。唯一の着外は2022年に競走中止したトレドなので、無事に走った馬は高確率で期待に応えている。とにかく前走JRAのダート1400メートル・1勝クラス(なでしこ賞やヤマボウシ賞)を勝っている馬が非常に強く、狙いがわかりやすい。20年に1戦1勝で2着と好走したレディバグは、前走
阪神ダート1400メートルの新馬戦を5馬身差で圧勝していた。この距離で強いパフォーマンスをしていれば1勝馬でもチャンスはある。地方馬は3頭が馬券圏内。21年はプライルード(大井)が5番人気で3着、22年はスペシャルエックス(北海道)が5番人気2着、デステージョ(北海道)が6番人気3着と好走した。
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JRA所属馬短評
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ヤマニンシュラはダートで2戦1勝。軽快なスピードを武器にし、前走は中京の未勝利を逃げ切った。ただ、勝ち時計は遅く、いきなり上のクラスではどうか。
コパノヴィンセントは前走プラタナス賞でポンと出て2番手で追走。結局、直線で逃げたメルキオルに突き放されて2着に終わったが、勝ち馬は相当強い。東京ダート1600メートルらしく上がりの速い展開になったこともこの馬には厳しく、非常に価値があるレース内容だった。
ハッピーマンは新馬(京都ダート1200メートル)を3馬身半差で快勝し、続く前走ヤマボウシ賞は4着。4番手追走で直線はいい脚を使って伸びてはいたが、前の馬と同じ脚色だったので差をなかなか詰めることができなかった。
シャインミラカナは好スタートを切って先行した新馬(新潟ダート1200メートル)では直線で失速し13着と大敗。前走の未勝利(中京ダート1200メートル)ではスタートで出遅れたが、直線で外からいい脚を使って差し切った。つかみどころがないタイプで難しく、上のクラスでどうか。
コスモストームはダートで3戦2勝。2走前のヤマボウシ賞では直線内で伸びを欠いて7着に敗れたが、前走なでしこ賞は外を回って直線に入り、追い比べから抜け出して勝利した。勝ち時計は遅かったが、本競走と関連性が高いレースを勝てたのは大きい。ただ、現状は揉まれて砂を被ると危なく、レース運びに注文がつきそう。
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地方所属馬短評
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ベラジオドリーム(北海道)は前走ネクストスター門別で2着と好走。レース内容も良く、同3着エイシンマジョリカが次走エーデルワイス賞JpnIIIで2着と好走した点も強調できる。
ラピドフィオーレ(兵庫)は前走ネクストスター園田が2着。マイペースでレースを引っ張ることができたのが大きかったか。今回はJRA馬が相手なので、同じような展開にはなりづらいだろう。
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予想のポイント
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注目はコスモストーム。大外の8枠12番を引けたのが非常に大きく、この枠なら砂を被る心配がなく、力を出せそうだ。コパノヴィンセントも期待の1頭。距離短縮、コース替わりはプラスになるはず。
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