11月29日(金)に笠松競馬場にて、第42回ウインター争覇(3歳以上・1900メートル・15時40分発走予定)が行われます。これまでは1月または2月に実施されていましたが、今回は大晦日に行われる東海ゴールドカップのトライアル戦として11月末に移動。出走する10頭は、その一戦を目標に据えているという感がある顔ぶれになりました。重賞実績がある3歳馬2頭と古馬との比較が予想する上で重要となりそうです。
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過去の傾向
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過去5年の同時期に実施されたA級1組または東海クラウン(1600から1900メートル)を対象に結果をみていく。1番人気は2勝、2着1回、3着2回。3着内馬は、1から3番人気のうち2頭と4から6番人気の1頭という組み合わせになっている。2走前までに笠松の重賞に出走していた馬が1頭だけ連対。2から3走前に5から6着がある馬が1頭だけ連対しているのも面白い。5から7歳が1から2頭連対しているデータもある。
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出走馬短評
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ハディア JRAの平地と障害で各1勝し、高知で5勝を挙げて名古屋に移って6勝。昨年の東海ゴールドカップで4着に入った実績を含めて、注目できる存在といえる。
キャッシュブリッツ JRAのダート1800メートルで1勝し、今年2月から笠松に移り、前走のオータムカップを快勝。今回も先行粘り込みを狙いたいところだ。
イイネイイネイイネ 3歳時に東海ダービーで僅差2着など活躍して、今年は大崩れが少ない成績で現在は9戦連続で3着以内。ここでも立ち回り次第で善戦以上が可能だろう。
エールミネルヴァ JRAの芝とダートで各1勝して、移籍初戦の前走は好位差しで2着に善戦。休み明け2戦目で距離延長なら、今回の相手でも善戦以上が考えられる。
タイセイドリーマー JRAの芝中長距離で2勝を挙げ、今年から笠松に移って4勝をマーク。ただ、重賞では3回とも善戦止まりとなっている点は微妙かもしれない。
ジュビリーヘッド JRAの芝1200メートルで5勝して、笠松初戦の前走はクビ差で2着。今回は距離延長が課題になるが、地力的に通用する可能性は秘めていそうだ。
ブリーザフレスカ 名古屋移籍初戦から15戦連続で3着以内に入り、昨年は重賞を3勝と活躍。今年は春に重賞で2着に2回入ったが、最近2戦の成績では少々厳しいかもしれない。
フークピグマリオン 今回は初の古馬混合重賞という点は課題でも、東海三冠を含む重賞6勝の実績は魅力。道中の折り合いは課題でも、素質で通用する可能性は十分だ。
そのほか、メイショウムート、スマートウィザードが出走する。
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レースの狙い
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この組み合わせなら、3歳馬の力量が上とみて、重賞実績があるフークピグマリオンを主軸に指名。先行してしぶといキャッシュブリッツにも注目できる。相手なりに動けるイイネイイネイイネにもマークが必要。タイセイドリーマーはひと押し不足の感はあるが、流れ込みには警戒しておきたい。ジュビリーヘッドは距離延長でも力量上位といえるだけに、連下の候補として挙げられる。
ウインター争覇(SP3)3歳以上・オープンの出走表はこちら
赤見千尋の予想にのる
齊藤修の予想にのる