重賞レース直前情報
■2024年11月07日
第58回楠賞(園田)

11月7日(木)に園田競馬場にて、第58回楠賞(3歳・1400メートル・16時15分発走予定)が行われます。この時期に行われる3歳馬同士のレースはとても希少で、今年は三冠を制したフークピグマリオンとプリフロオールイン、南関東で重賞を制したギガース、さらに岩手で圧勝を続けたフジユージーンが参戦。とくに、フジユージーンがコーナー4回の1400メートルに対応できるかどうかは、大きな注目点となるでしょう。

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   過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。単勝1番人気は2勝、2着2回。3着内馬15頭のうち14頭は5番人気以内で、23年の3着馬(8番人気)だけが例外となっている。他地区からの遠征馬が1頭以上連対。23年は大井→北海道→川崎の順だったが、それ以前の4年は兵庫所属馬が3着以内に1から2頭入っている。2000メートルの"ダービー"(現:優駿)に出走していた馬が1頭だけ連対。最近3年は前走が名古屋の秋の鞍あった馬が勝利している。

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   出走馬短評
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ファッシネイトパイ JRAでは7戦して4着1回の成績だったが、兵庫移籍後は3戦2勝。前走の重賞は3着でも差し脚を見せたが、今回の距離は微妙かもしれない。

ストリーム 北海道からの遠征馬。昨秋の兵庫ジュニアグランプリJpnIIで3着からクビ差の4着に善戦。重賞4勝の実績には侮れないものがある。

ダイジョバナイ ここまで7勝を挙げているが、笠松のぎふ清流カップを除く3回の重賞では善戦まで。最近2戦は逃げ切っているが、今回は展開的に厳しそうだ。

フークピグマリオン 名古屋からの遠征馬。北海道では4戦1勝だったが、昨秋から一気に本格化して馬体重も増加。小回りコースは課題でも、重賞5連勝中の勢いは魅力的だ。

クラウドノイズ 重賞に9回出走して3着1回という成績は劣勢だが、ダッシュ力はこのメンバーでもトップと考えてよさそう。今回もどこまで粘れるかというところだろう。

ギガース 船橋からの遠征馬。完勝した3月のネクストスター東日本を含む重賞3勝の実績は上位だが、今回は約4カ月ぶり。それでも地力的に無視できない存在だ。

キクノルメイユール デビューは7月中旬と遅れたが、そこからは6戦5勝と好成績。連戦続きという点は問題なさそうだが、今回は試金石と考えるのが妥当だろう。

プリフロオールイン 高知からの遠征馬。800メートルのデビュー戦は2着だったが、その後は危なげない内容で9連勝。距離短縮は問題なさそうだが、今回は展開とペースが課題となる。

フジユージーン 岩手からの遠征馬。新馬戦からすべて圧勝で東北優駿まで8連勝。超大型馬だけに、園田コースで流れに乗れるかどうかが最大のカギだ。

プリムロゼ ここまで14戦して、名古屋遠征と兵庫優駿以外は3着以内。園田オータムトロフィーでも差して2着と、相手なりに動ける点は強みといえる。

ピコイチ 大井で新馬戦から3戦とも圧勝し、その後は北海道で1勝を加えて、兵庫移籍初戦の前走を差し切り勝ち。今回も展開ひとつで上位争いに加わってきそうだ。

そのほか、ミスターダーリンが出走する。

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 レースの狙い
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キクノルメイユールとクラウドノイズが競り合う形になりそうで、後半で一気に動けるタイプが有利。その点を重視して、休み明けでも差し脚があるギガースを中心に取る。フークピグマリオンも展開的に恵まれる可能性がありそうで対抗にマーク。ストリームは兵庫ジュニアグランプリJpnIIで善戦した実績を評価して3番手に据える。プリフロオールインは初の遠征競馬でも、立ち回り次第で首位争いに加わりそう。フジユージーンは小回りコースの流れに乗れるか微妙でも、地力的に無視しにくい感がある。穴は移籍2戦目で素質があるピコイチ。


楠賞重賞13歳登録馬 の出走表はこちら

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