12月28日(土)に高知競馬場にて、第46回金の鞍賞(2歳・1400メートル・18時15分発走予定)が行われます。10月のネクストスター高知のほうが賞金は高いものの、同レースに出走資格がないJRAデビュー馬も出走可能なことから、ここが実質、高知の2歳チャンピオン決定戦といえそう。JRAからの移籍馬は2頭とも当地でほぼ底見せずの好成績。4連勝でネクストスター高知を制したドライブアウェイとの初対戦を迎えます。
------------------------------
過去の傾向
------------------------------
過去5年の結果から傾向をみていく。単勝1番人気は4勝、2着1回の好成績。昨年はネクストスター高知(22年までは黒潮ジュニアチャンピオンシップが対象)1、2着馬がここでもワンツーを決めており、そこで1番人気に推されていた馬は必ず連対している。当地無敗馬(1戦1勝を除く)は3頭中2頭が馬券絡み。田中守厩舎から2頭以上の出走があった過去3回では、最低1頭は3着以内に入っている。
------------------------------
出走馬短評
------------------------------
ユラリユラメイテ 9月にデビューし2戦とも3着だったが、4組、土佐寒蘭特別と先行策から連勝。前走の1組は7着とはいえ、ゲート内で若さを見せており見直す余地はある。
ジャガーノート デビュー2走目で初勝利を挙げ、鎌倉記念、ネクストスター高知で各5着はあるが見せ場に乏しい走り。しかし前走1組は追い込んで3着で、ドライブアウェイを除けば力差は感じない。
オリーブブランチ 6戦して未勝利だが、近2走のネクストスター高知、1組では末脚勝負に徹して着差はあったとはいえ4、5着。しかしそれ以上を望むには展開の助けが必要だろう。
リケアマキアート JRAでのデビュー時からセン馬で、初勝利は11月の転入初戦で逃げ切り圧勝。3連勝を決めた前走3組での時計は、同日1組の3着馬(ジャガーノート)より速かった。
ピクチャーカード 新馬戦、5組と連勝したが、一線級に入ると苦戦。前走は勝利したとはいえ3組では評価できない。
コパノキュラソー JRAでは芝でもダートでも結果が出なかったが、10月の転入初戦から3勝、4着1回と好調。ただ気性的に難しい面はあるようで、赤岡修次騎手からの乗替わりは不安だ。
ドライブアウェイ デビューから4連勝でネクストスター高知を制覇。スタートが合わなかった2戦目を除けば逃げ切り圧勝で、スピード上位の存在といえる。
ヤマノアシオト スタートで躓いて騎手が落馬(競走中止)した潮菊特別以外はすべて4着以内と安定。後半勝負タイプで前走より100メートルでも距離が延びるのは歓迎だろう。
そのほか、ナインパワー、ゾクゾク、ニョイボウ、イツワリノユビワが出走する。
------------------------------
レースの狙い
------------------------------
ドライブアウェイは4連勝でネクストスター高知を制覇。初対戦となる馬はいるが、スピードで押し切り可能とみる。相手はJRAからの転入馬2頭。特にリケアマキアートは当地3戦3勝で魅力十分。コパノキュラソーは仕掛けどころがカギで初騎乗の林謙佑騎手がどう乗るか。ネクストスター高知の3着馬ヤマノアシオト、同5着ジャガーノートも上位争いが期待できる。
金の鞍賞(ゴールデンバローズ賞)2歳2歳の出走表はこちら
齊藤修の予想にのる