重賞レース直前情報
■2024年12月31日
第55回高知県知事賞(高知)

12月31日(火)に高知競馬場にて、第55回高知県知事賞(3歳以上・2400メートル・17時30分発走予定)が行われます。年に1度だけの2400メートルで争われる高知競馬のグランプリ。つまり『舞台経験がある』イコール『高知県知事賞へ出走歴がある』ということですが、今年の該当馬は4頭。ただ、過去5年の勝ち馬は初挑戦で制しており、距離についてあまり気にする必要はなさそう。難しいのは22、23年と勝利していた負担重量が有利な3歳馬が不在という点かもしれません。

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   過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。単勝1番人気は1勝、2着1回と不振。ただし1番人気が馬券圏外だった3回の3着以内馬9頭中8頭は2から4番人気(残り1頭は5番人気)だった。近4走の重賞で4着以内があった古馬が最低1頭は3着以内に入っている。連対馬10頭のうち7頭は前走でも連対。別府真司厩舎の馬(出走12頭)が毎年1頭だけ馬券絡み。なお田中守厩舎の馬が出走4頭で2勝、3着1回の好成績を収めている。

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   出走馬短評
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コパノリッチマン 北海道所属だった3歳時は重賞で活躍し、再転入後のJRAでは東京2100メートルで勝利。今春からの高知で勝ち星はB級までだが、戦歴的に距離延長は歓迎だろう。

ダノンジャスティス 園田の1400メートル以下で重賞2勝など遠征と短距離経験は豊富。しかし近走は短距離でも粘れておらず、その点距離延長で妙味はあっても推しにくい。

ヒカリオーソ 6歳夏の転入後、特別戦や普通競走では好勝負できても重賞では4着が最高。当地リーディング宮川実騎手の初騎乗だが強調材料に欠ける。

グラティアスグー 2走前の黒潮マイルチャンピオンシップでは展開利はあったにせよ直線突き抜け圧勝。前走の準重賞は1頭だけ負担重量が重かったが、ユメノホノオと3馬身半差なら巻き返す余地はある。

ガルボマンボ 3歳で臨んだ22年のこのレースの勝ち馬で、昨年はユメノホノオと一騎打ちを演じ半馬身差2着。今年は中距離主体のローテーションを組まれており、同じ57キロなら逆転も十分だ。

ロードブレス 20年日本テレビ盃JpnII・1着をはじめ中距離で活躍し、長期休養明け後は精彩を欠いたが、昨秋からの高知では重賞で2着2回など好調。昨年のこのレースは5着だったが、実力発揮なら勝ち負けになる。

ロッキーサンダー JRAでは1800メートルで3勝を挙げ、今夏の転入後は1400メートルで3勝。母や半弟ロッキーブレイヴは東海の中距離で活躍しており、この馬も距離延長が向く可能性がある。

ユメノホノオ 昨年の高知三冠馬でこのレースも勝利した実力馬。今年の5戦中4戦でガルボマンボと対戦しワンツーが3回。ここもライバル対決に注目だ。

そのほか、ペイシャワキア、ニクソンテソーロ、エイシングラス、カツベンケイが出走する。

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 レースの狙い
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ユメノホノオは今年5戦しかしていないがすべて連対。スタートの課題も解消されつつあり、昨年に続く連覇が期待できる。ガルボマンボは9月の珊瑚冠賞のように早めに先頭に立てれば、ライバルの末脚を封じることは可能。ロードブレスは出遅れた前走は参考外。JRA時代の実績からも上位争いできそう。初挑戦馬ではJRA時代に中距離を使われていたロッキーサンダー、重量差がつかない定量戦でグラティアスグーを押さえる。


高知県知事賞3歳以上の出走表はこちら

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