重賞レース直前情報
■2024年12月01日
第60回中日杯(金沢)

12月1日(日)に金沢競馬場にて、第60回中日杯(3歳以上・2000メートル・18時15分発走予定)が行われます。これが現役最後の出走となるハクサンアマゾネスは、5年連続の出走で過去3勝、2着1回と好成績。その女王に対して、今年の石川優駿を制したナミダノキス、重賞実績があるヴァケーションなどが挑むという図式になります。金田一昌厩舎は、その2頭を含めた5頭出し。どのような作戦で臨むのかも見どころのひとつといえます。

------------------------------
   過去の傾向
------------------------------
過去5年の結果をみていく。単勝1番人気は3勝、2着1回。3着内馬15頭のうち14頭は4番人気以内で、例外は20年の3着馬(7番人気)だけだ。当日の馬体重が500キロ以上の馬が1頭だけ連対しているのが特徴的。2走前が1900メートル以上だった馬も1から2頭連対している。また、2走前までに1700メートル以上の普通競走で3着以内に入っていた馬が1頭だけ連対している。

------------------------------
   出走馬短評
------------------------------
ホウオウジュレップ 3歳夏にJRAの芝1200メートルで勝利して以降、高知で1勝のみと厳しい成績が続いたが、金沢移籍後は10戦7勝と一変。圧勝歴がある成績も魅力的だ。

エイシンギアアップ JRAのダート1400メートルで4勝したが、金沢では移籍初戦の1勝だけ。最近3戦が大敗だけに、強調しにくい感が否めない。

マリンデュンデュン 21戦して3着以内が18回で、調子を落とした3歳時以外は大崩れがない成績。今回は距離延長が課題でも、相手なりに動ける可能性が十分だ。

ハクサンアマゾネス このレースは5年連続の出走で、22年はクビ差で2着だったが、それ以外の年は完勝。寒い時期に調子を上げる傾向を含めて注目できる。

カサデガ JRAのダート中距離で2勝、障害で1勝を挙げ、金沢では6戦1勝でも善戦傾向がある成績。今回も相手なりに動ける可能性が十分だ。

タイサイ JRAのダートで4勝し、南関東で2勝して、今年から金沢所属で9戦3勝。最近2戦は大敗したが、今回の距離で馬体が絞れれば侮れない。

ダイヤモンドライン 昨年のこのレースは4着だったが、堅実に差を詰めてくる脚が大きな武器。今回も展開次第で上位争いに加わってくる可能性がある。

ナミダノキス JRAでは5戦とも差のある敗戦を喫したが、金沢移籍後は6連勝と一変。初の古馬混合戦の前走も完勝で、石川優駿を制した差し脚の発揮に期待がかかる。

フィードバック JRAのダート中距離で4勝して障害でも1勝し、高知で4勝を加えて今春から金沢所属。前走は不良馬場で大敗したが、先行策から粘り込む可能性は秘めている。

ヴァケーション 19年に全日本2歳優駿JpnIを勝ち、その後は名古屋と岩手で重賞を計3勝。今回は移籍2戦目の上積みと、距離延長が大きな援軍になる。

テトラルキア JRAのダート中長距離で3勝し、障害でも1勝を挙げ、昨秋の金沢移籍後は13戦して3着内率100%。差し脚を発揮して2着に入った昨年以上が期待できる。

そのほか、ヒミノイチシロが出走する。

------------------------------
 レースの狙い
------------------------------
ハクサンアマゾネスは金沢の2000メートルで10戦9勝、2着1回。金沢ではダートグレード以外での3着内率が100%という実績的にも崩れる可能性は考えにくい。ただ、逆転候補は複数いて、差し脚を長く使えるナミダノキスがその一番手。テトラルキアは金沢で3着内率100%の実績が魅力で、差して2着に入った昨年以上が狙えそう。ヴァケーションは移籍2戦目で距離延長なら上位争いに加わる可能性が十分。あとは3連勝式の候補として、善戦傾向があるダイヤモンドライン、先行力があるホウオウジュレップを挙げておく。


中日杯3歳上オープン の出走表はこちら

齊藤修の予想にのる
 
 初心者にオススメ!AI予想
[9]ページ先頭へ
※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。詳しくは、オッズパークの免責事項をご確認ください。