12月3日(火)に名古屋競馬場にて、第63回ゴールドウィング賞(2歳・1700メートル・18時05分発走予定)が行われます。今年の出走馬は12頭で、そのうち1頭が笠松所属。ネクストスター名古屋を勝った馬と、ネクストスター名古屋、笠松で1番人気に支持されながら敗れた馬が、改めて対戦するという形になっています。名古屋の1700メートルは全馬が初めて。その点も頭に入れて予想を組み立てたい一戦です。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく(21年までは旧・名古屋の1600メートル。19年は10月中旬、20年は10月下旬に実施)。単勝1番人気は3勝、2着1回。近4年は5番人気以下が3着以内に1から2頭入っている。3着以内には牝馬が1から2頭。連対馬はすべて、前走で5着以内に入っていた。また、2走前が2着だった馬が3着以内に1頭だけ入っている。
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出走馬短評
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バウアピアーズ 北海道のJRA認定戦を勝ち、名古屋移籍後は2戦とも好走。前走はクビ差での辛勝だったが、今回も先行粘り込みには警戒が必要だ。
ケイズレーヴ 5月末の新馬戦を勝ち、準重賞とJRA認定戦を制して、ネクストスター名古屋は3着。距離延長でも好位差しの形が取れれば善戦以上が可能だろう。
カワテンティアラ 6月の新馬戦を圧勝し、続くJRA認定戦も逃げ切ったが、ネクストスター名古屋は先行策から粘れず7着。それでも素質的に上位と考えるのが妥当だろう。
エレインアスティ 5月の新馬戦を勝って休養に入り、9月に復帰して3戦目のネクストスター名古屋で逃げ切り勝ち。ただ、今回は展開的に厳しいかもしれない。
ページェント 北海道では3戦とも2着または3着だったが、名古屋初戦でJRA認定戦を勝利。前走のネクストスター名古屋は6着だったが、この条件なら差し脚がいきる可能性がある。
エバーシンス 初勝利まで9戦を要したが、中7日で臨んだラブミーチャン記念で差し切り勝ち。通算11戦目で今回は中1週と連戦が続くが、瞬発力がいきれば勝機がある。
ノリノリブリランテ 北海道の新馬戦を勝ち、その後は3戦連続で苦戦したが、最近は大崩れがない成績。名古屋初戦の前走で見せた差し脚には今回も注目が必要だ。
カワテンマックス 8月下旬の新馬戦を圧勝し、約3カ月ぶりの前走も逃げ切り圧勝。今回は中1週という点が気になるが、相手が上がっても素質で通用する可能性がある。
フークタオユエン 3戦目に北海道でJRA認定戦を勝ち、その後は大敗が続いたが、名古屋2戦目の前走で勝利。しかし今回は相手強化と同型の存在が気にかかる。
アップショウグン ここまで4戦ともスタートで遅れたが、長く使える差し脚を披露してネクストスター名古屋でも5着に健闘。距離延長での良馬場なら差し切りが視野に入りそうだ。
スターサンドビーチ 北海道では2戦とも善戦止まりだったが、笠松では転入初戦から3連勝。ネクストスター笠松は最内枠が影響して大敗したが、大外枠なら見直せる。
そのほか、サンヨウテイオウが出走する。
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レースの狙い
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逃げ先行タイプが多い組み合わせなら、まくり脚があるアップショウグンが展開的に恵まれそう。ノリノリブリランテは移籍2戦目の上積みが大きそうで、差し脚発揮が期待できる。ケイズレーヴは今回も好位差しの形が取れれば善戦以上が狙えそう。エバーシンスは連戦が続くが、再度の決め手発揮には警戒が必要だ。スターサンドビーチは輸送競馬でどうかだが、好位付けの形が取れれば上位まで。ページェントの流れ込みにも警戒しておく。
ゴールドウィング賞(SP1)2歳オープンの出走表はこちら
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