12月8日(日)に佐賀競馬場にて、第7回ウインターチャンピオン(3歳以上・1400メートル・18時05分発走予定)が行われます。10月20日に実施された佐賀オータムスプリントの上位2頭が注目を集めそうですが、逃げ先行タイプが多い点には注意が必要。ペースが速くなるようなら、差し馬が台頭してくる余地が出てくるかもしれません。
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過去の傾向
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過去3年の同レースと、19、20年の佐賀オータムスプリント(19年は11月3日の実施で3着が同着)を対象に結果をみていく。1番人気は2勝、2着2回、3着1回。連対馬はすべて前走が4着以内で、1着馬が1頭以上含まれる。3着馬も20年以外は前走が4着以内だった。3走前までに重賞に出走していた馬が1頭だけ連対。7歳馬が3着以内に1頭だけ入っている。
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出走馬短評
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トゥールリー 今年2月までに重賞3勝を含む8勝を挙げた実績は上位。3月以降は詰めひと息でも善戦続きで、距離短縮でも先行粘り込みには要警戒だ。
テイエムフェロー JRAのダート短距離で2勝して、今年2月の移籍後は7勝をマーク。佐賀ではダートグレード以外で3着内率100%と好成績を残している。
テイエムフォンテ JRA時に地方条件交流戦を含めて2勝を挙げ、佐賀では8戦してサマーチャンピオンJpnIII以外で連対。重賞で2着2回の実績的にも有力だ。
ロンドンテソーロ JRAのダート短距離で4勝し、佐賀では昨年のこのレースを勝利。ただ今年の成績はいまひとつで、年齢的な衰えがあるのかもしれない。
ロードミッドナイト JRAのダート短距離で2勝、高知で2勝して、移籍初戦の佐賀オータムスプリントを勝利。今回も展開ひとつで首位争いが可能だろう。
ダイリンウルフ 22年のこのレースの優勝馬で、昨年と今年は夏に北海道に移り、再転入初戦がこのレースになる。昨年の5着以上の可能性は十分だ。
ブラックパンサー JRAでは未勝利でも、南関東では昨年のゴールドカップで2着など好成績。今年は苦戦続きだが、移籍3戦目での前進には警戒が必要だ。
オールスマート 大井で7勝を挙げたが、21年の夏以降は苦戦続き。しかし移籍後は10戦してサマーチャンピオンJpnIII以外は3着以内と、蘇った感がある。
そのほか、ナンヨープランタン、ワンスカイ、マリンスカイが出走する。
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レースの狙い
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オールスマートは休み明けの前走が2着でも、展開が向きそうな点も含めて首位争いに期待。テイエムフォンテも最近2戦の好位差しを評価して対抗に推す。ロードミッドナイトは初コンビの騎手でも立ち回り次第で上位争いが狙えそう。テイエムフェローは同型の存在が気になるが、重賞3勝のスピードを発揮する可能性は十分。再転入のダイリンウルフ、昨年の覇者ロンドンテソーロは3連勝式の押さえまで。
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