1月5日(日)に佐賀競馬場にて、第2回佐賀若駒賞(3歳・1750メートル・17時00分発走予定)が行われます。前年の九州ジュニアチャンピオンとネクストスター佐賀を制したミトノドリームが休養中。今回は軸として考えられる存在が多くいるという形になりました。条件クラスから挑戦する馬も多くいますが、そのなかで距離延長を味方にして台頭してくるタイプがいるかもしれません。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく(23年以前は一般戦。過去2年は1750メートルで、それ以前は1800メートル)。単勝1番人気は4勝。22年は5→2→10番人気の順。最近3年は6番人気以下が3着以内に1頭だけ入っている。カペラ賞で2から4着だった馬が1頭以上連対しているのが特徴的。3着内馬15頭のうち9頭は前走が3着以内。近2年で4着以下だった3頭は、いずれもフォーマルハウト賞から臨んでいた。過去5年の勝ち馬はすべて、ゼッケン8番より大きい数字となっている。
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出走馬短評
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アオイノユメ 通算8戦して4着以内が7回で、カペラ賞で2着、ネクストスター佐賀で3着。スタート難でも差し脚は堅実で、今回の距離はプラスだろう。
ガマダス 新馬戦は4着だったが、その後は3戦連続で連対。前走はスタートひと息で6着だったが、距離延長で流れに乗れれば残り目が考えられそうだ。
パームビーチ 新馬戦は4着だったが、その後は4戦連続で連対。ネクストスター佐賀は大差の9着に敗れたが、逃げ粘った2走前の再現に警戒しておく手はありそうだ。
ポリスヴィークル 九州ジュニアチャンピオンは2着だったが、続くカペラ賞を勝利。しかしその後の2戦が早々に失速しての大敗では、今回も強調しにくい感がある。
ムーンオブザエース ここまで6戦2勝、2着4回と好成績で、ネクストスター佐賀では先行粘り込みで2着。その成績なら今回も大きく崩れることはないだろう。
パイウルフ 新馬戦と2戦目は大敗したが、その後は3戦連続で連対。しかし時計的には劣勢で、この経験が今後にいきればというところだろう。
ロトファイター 11月下旬の新馬戦を勝ち、続く2戦目はアタマ差で逃げ切り。今回は一気に相手が上がるが、素質的に穴で一考できる余地はありそうだ。
ゴーオールザウェイ 新馬戦は4着だったが、2戦目と3戦目は圧勝。しかしその後の2戦はひと押し不足で、タイプ的に距離延長も微妙に映る。
ハクアイアシスト ネクストスター佐賀は6着だったが、続く1750メートルの特別戦で押し切り勝ち。前走のフォーマルハウト賞は好位差しで3着と、地力が上がってきた感がある。
そのほか、プレミアムカインド、ダブルバースデー、ドゥエルセーラが出走する。
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レースの狙い
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ひと押しに欠ける感があるメンバー構成なら、中距離が合いそうなハクアイアシストの好位差しに期待。ムーンオブザエースは距離延長でも相手なりに動けるとみて対抗に推す。アオイノユメは最内枠でも立ち回り次第で差し脚が届く可能性がありそう。ロトファイターは試金石でも素質的にチャンスありとみて連下に押さえる。3戦連続連対中のパイウルフが3連勝式の候補。
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