1月12日(日)に佐賀競馬場にて、第4回ゴールドスプリント(4歳以上・1300メートル・17時00分発走予定)が行われます。今年は兵庫と船橋から各1頭、高知から3頭が遠征。そのなかで実績上位といえるのが、JpnIを2勝しているカジノフォンテンと、兵庫ダービー馬のスマイルサルファー。そして地元馬ではダートグレード5勝のテイエムサウスダンですが、最近の成績はいまひとつ。その点を含めて、混戦模様の感がある一戦です。なおフェブキラナは出走取消となっています。
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過去の傾向
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過去3回の結果をみていく。昨年が3→2→1番人気の順、23年が3→1→4番人気の順で、22年が1→7→2番人気。7番人気で2着に入ったのは佐賀のロトヴィグラスで、前走で1400メートルのA級一般戦を勝利していた。前走が重賞だった馬が1頭だけ連対。3着内馬はすべて、前走での馬体重が480キロ以上だった。連対馬はすべて、3走前が2着以内となっていた。
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出走馬短評
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ロードミッドナイト JRAのダート短距離で2勝して、高知で移籍初戦と2戦目を制した後が不振。しかし佐賀では初戦で重賞を勝ち、その後も連続2着と一変した感がある。
ナムラボス 高知からの遠征馬。JRAで大崩れが少ない成績で2勝を挙げて、高知でも3勝、2着10回の成績。昨秋以降は重賞と特別戦で苦戦だが、今回の距離はプラスだろう。
ホウオウスクラム 高知からの遠征馬。JRAで4勝を挙げ、南関東で2勝して、高知移籍後にサマーチャンピオンJpnIIIで4着。今回も差し脚がいきるようなら侮れない。
テイエムサウスダン ダートグレード5勝、フェブラリーステークスGIで2着の実績は断然。しかし前2年の成績と、大敗続きの最近3戦では少々厳しいかもしれない。
カジノフォンテン 船橋からの遠征馬。21年の川崎記念JpnIとかしわ記念JpnIを制したが、23年8月以降は大敗続き。ただ、今回の距離と相手関係なら見直せる余地はある。
スマイルサルファー 兵庫からの遠征馬。3歳時に兵庫ダービーと西日本ダービーを勝ち、最近3戦は重賞で3着続き。今回の距離は微妙でも、佐賀で好走している実績は侮れない。
ダイリンウルフ 22年と24年のウインターチャンピオンを勝利。23年のゴールドスプリントは6着だったが、大崩れが少ない最近の成績ならここでもマークが必要だ。
テイエムフェロー JRAで2勝を挙げ、昨年の佐賀移籍後は重賞3勝を含む7勝をマーク。前走は先行して粘れなかったが、主戦騎手に戻る今回は見直しが必要だ。
イモータルスモーク 高知からの遠征馬。JRAのダート短距離で4勝し、オープンでは苦戦したが、昨春の高知移籍後は好成績。重賞で3戦連続連対の近況は魅力的だ。
ヘクトパスカル JRAの芝2000メートルで勝ち、その後は芝短距離で善戦して、大井を経て佐賀に移って以降は2戦2勝。ただ、前走のタイムでは少々厳しい感が否めない。
そのほか、ナンヨープランタンが出走する。
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レースの狙い
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イモータルスモークは笠松グランプリで僅差2着と好成績で、相手関係を含めて引き続き首位争いが狙えそう。再転入初戦の重賞を快勝したダイリンウルフが強敵だ。ホウオウスクラムは前崩れの流れになれば上位争いに加わりそう。スマイルサルファーは距離短縮でも相手なりに動けるとみて連下の筆頭にマークする。カジノフォンテンも今回の条件なら善戦以上に要注意。
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