重賞レース直前情報 |
2月12日(水)に名古屋競馬場にて、第50回スプリングカップ(3歳・1700メートル・17時50分発走予定)が行われます。今年は高知と兵庫、佐賀から各1頭が参戦。地元でJRA認定戦を勝っている馬と、北海道で勝利を挙げた馬で、地元所属馬にとってはかなりの強敵。対する地元馬は重賞2勝のページェントが筆頭格ですが、全体的にみると劣勢といえるかも。それを地元の利でどれだけ埋められるのかが、予想する上でのカギといえるでしょう。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく(22年までは旧・名古屋競馬場の1800メートル)。単勝1番人気は4勝で、24年は4→5→2番人気の順。3着内馬15頭のうち13頭が5番人気以内となっている。前走が重賞または準重賞で1着だった馬が1頭だけ連対。2走前が2着だった馬が1頭だけ連対しているのが面白い。勝ち馬はすべて通算4勝以上。2着馬はすべて通算2から4勝という点も共通している。
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出走馬短評
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エムティピース 佐賀からの遠征馬。北海道の一般戦で勝利を挙げ、佐賀では移籍初戦を勝利。最近3戦は詰めひと息でも、タイプ的に距離延長と差せる馬場はプラスだろう。
リケアカプチーノ 高知からの遠征馬。ここまで6戦とも2着以内で、ネクストスター高知でも2着。2走前に1800メートルで勝利した実績からも、引き続き注目できる存在といえる。
キングスピカ 兵庫からの遠征馬。過去の2勝はJRA認定戦で、ネクストスター園田で3着、園田ジュニアカップで2着と実績十分。今回も立ち回りひとつで首位争いが狙えそうだ。
ページェント 北海道では未勝利でも3戦とも3着以内で、名古屋初戦でJRA認定戦を勝利。最近3戦は笠松で重賞を2勝、名古屋で1700メートルの重賞を2着と充実している。
カムイノウタゲ 北海道では13戦して2着1回、3着2回の成績で、名古屋では6戦1勝、3着2回。連戦続きで上積みは望みにくいが、前崩れの展開なら出番が回る余地が出てくる。
フクシマジンロッソ JRAで5戦して、名古屋移籍後は7戦2勝。好走と大敗の差が大きいタイプで時計的にも微妙だが、まくり脚が届く可能性に警戒する手は考えられる。
エバーシンス 初勝利まで9戦を要したが、連闘で臨んだラブミーチャン記念を制して通算2勝。最近2戦も連続3着と、相手なりに動ける点には注目できる。
フークタオユエン 北海道でJRA認定戦を勝ち、名古屋で特別戦を2勝したが、それ以外は大差負けが多いという成績。3勝はすべて逃げ先行で、競らずに行けるようなら侮れない。
アキヨシパワー 北海道で6戦して、1勝、2、3着各2回と堅実に走り、名古屋でも4戦1勝と堅実。新春ペガサスカップでは失速したが、今回は先行策が取れる顔ぶれだ。
そのほか、マロガレ、サンヨウテイオウ、バウアピアーズが出走する。
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レースの狙い
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リケアカプチーノはネクストスター高知が2着でも好時計で、その後の2戦で快勝した実績的にも引き続きチャンス。差し脚を長く使えるページェントを相手筆頭に指名する。キングスピカも立ち回り次第で、岡部誠騎手を起用した点はプラス材料といえるだろう。この三つ巴が本線で、あとは善戦傾向があるエバーシンス、距離延長がプラスになりそうなエムティピースを3連勝式の候補として挙げておく。
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