重賞レース直前情報 |
3月6日(木)に姫路競馬場にて、第17回兵庫若駒賞(3歳・1800メートル・16時15分発走予定)が行われます。第16回までは1400メートルの2歳戦で、レース名が同じでも、内容は4月2日に実施される菊水賞の前哨戦。その舞台に4戦4勝のオケマルと3連勝中のべラジオドリームが出走してきました。この2頭のマッチレースとなる可能性が高そう。そこに割って入る馬がいるのかどうか、そこが予想の上での大きなポイントとなるでしょう。
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過去の傾向
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20から24年の同時期に実施された1700から1870メートルの3歳戦を対象に結果をみていく。単勝1番人気馬は2勝、2着2回、3着1回。少頭数になることも多いが、3着内馬はすべて5番人気以内となっている。前走が2から4着だった馬が1頭以上連対している。連対馬はすべて、4走前までに勝利。通算5戦以下の馬が毎年1頭だけ連対しているデータもある。
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出走馬短評
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ヒロノラファール 4戦目に初勝利を挙げたが、園田ジュニアカップでは10着と大敗。2走前のJRA条件交流戦は3着に健闘したが、今回の条件では厳しそうだ。
ジーニアスレノン 8月の初出走戦を勝ち、続く兵庫ジュベナイルカップは3着に入ったが、その後の3戦がいまひとつ。時計的にも少々厳しい感が否めない。
サンジュウロウ 10月の初出走戦がハナ差での勝利、続く兵庫ジュニアグランプリJpnIIは大敗したが、その後の3戦は好成績。石川倭騎手を起用した点も含めて不気味さがある。
イザグリーンライト 3戦目に初勝利を挙げ、その後はひと押し足りないレースが続いていたが、最近3戦は2着または3着と善戦。ただ、ここに入ると善戦以上は望みにくい。
ベラジオドリーム 北海道のJRA認定新馬戦を勝ち、その後もJRA認定戦と重賞で3戦連続2着に入り、兵庫ジュニアグランプリJpnIIで6着。兵庫移籍後に3連勝しているスピードも魅力だ。
マカセナハレ JRA未勝利から兵庫に移って以降は、4戦連続で3着以内。しかし前走が初勝利では、一気に相手が上がる今回は少々厳しいと言わざるをえない。
オケマル ここまで4戦4勝で、前走の園田ジュニアカップは逃げ切って2着に7馬身差をつけての圧勝。力量的には断然で、好位差しの形を取れる点も強調材料といえる。
そのほか、ベラジオチャンプが出走する。
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レースの狙い
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オケマルは前走が余裕ある内容で、ネクストスター園田で差し切った内容を含めて中心視が妥当。ベラジオドリームはここでも逃げ切る可能性が十分で、この2頭の一騎打ちに集約する手は十分にある。あとは少々離れるが、堅実に差を詰めてくるサンジュウロウが割って入る候補。イザグリーンライトは3連勝式の候補までと考えていいだろう。
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