重賞レース直前情報 |
3月2日(日)にばんえい帯広競馬場にて、第46回ポプラ賞(4歳・5歳混合・19時30分発走予定)が行われます。同じ2世代による昨年8月の重賞・はまなす賞から7頭が参戦。当時オープン馬は2頭だけでしたが、約半年を経てその数は4頭と倍増しています。4歳(明け5歳)馬が4着までを独占したはまなす賞から、勢力図に変化はあるはず。同レースに不出走だった上がり馬の存在もレースを盛り上げます。
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過去の傾向
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過去5回の結果から見ていく。単勝1番人気は1勝、2着1回、3着2回と勝ち切れていない。昨年を除いて6から7番人気が連対しているようにすんなりとは収まらない。3着以内馬は5歳が8頭と多いが、1着は4歳のほうが多く3頭。年齢的な差はほとんどない。負担重量が800キロ超だった馬は4頭出走し、1、2着各1回。なお牡馬の最軽量馬が昨年を除き馬券に絡んでいる。前年のはまなす賞で3着以内だった馬と同レースに不出走だった馬が毎年、最低1頭は3着以内に入っているのも共通点だ。
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出走馬短評
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ライジンサン 昨年のはまなす賞は10着だったが、ばんえいダービーで9カ月半ぶりの勝利を挙げ復活。5歳馬相手でも実力は侮れないものがある。
クリスタルゴースト 昨年のはまなす賞、柏林賞、銀河賞で各2着と活躍したが、近5走で競走中止2回。前走も10着では本調子ではないのかもしれない。
ジェイホース 昨年のはまなす賞時はB1級で出走叶わずも、その後6勝を挙げ天馬賞は3着と充実。ハンデ差をいかせば勝利も視野に入りそうだ。
タカラキングダム 昨年のはまなす賞と、4歳シーズン三冠を制した明け5歳の最強馬。トップハンデ810キロは楽ではないが、克服できる素地はある。
スマイルカナ ばんえい菊花賞とばんえいオークスを制し、前走はチャンピオンカップに挑戦と4歳牝馬ながら経験豊富。ただこのレースでの牝馬不振の傾向は気になる。
ホクセイハリアー ばんえい大賞典を制し、ばんえい菊花賞でも2着に好走。実績の割に740キロは恵まれており穴として一考できる。
ウルトラコタロウ ばんえいダービーでは730キロを障害ひと腰で切って3着に入っている障害巧者。今回の740キロもこなせそうだが、5歳馬が相手では分が悪い。
マルホンリョウユウ 天馬賞ではタカラキングダムに差されたとはいえ見せ場多い2着。同馬と今回30キロ差つけば逆転は可能だ。
ジェイヒーロー 4歳シーズン三冠がすべて4着以下。逃げてこそのタイプで、この相手では苦戦が予想される。
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レースの狙い
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4歳シーズン三冠を達成したタカラキングダムがトップハンデでも力を示しそう。ただ重量差を考えれば、天馬賞2着マルホンリョウユウ、同3着ジェイホースの逆転も考えられる。強力5歳勢にばんえいダービー馬ライジンサンが割って入れるかどうか。穴はハンデに恵まれたばんえい大賞典馬ホクセイハリアー。
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