4月1日(火)に笠松競馬場にて、第2回ネクストスター中日本(3歳・1400メートル・16時25分発走予定)が行われます。北陸、東海地区(笠松・名古屋)の持ち回りで実施される重賞は、昨年は名古屋競馬場が舞台。今回は金沢が1頭、名古屋が4頭、笠松が7頭という内訳になりました。重賞実績がある馬の参戦も多く、上位拮抗の感がある組み合わせ。買い目の組み立てをどのようにするかが重要となる一戦かもしれません。
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過去の傾向
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名古屋競馬場の1500メートルで行われた昨年のレースを振り返る。単勝1番人気は2歳秋のネクストスター名古屋で2着だったミトノウォリアー。2番人気は4走前にゴールドウィング賞を制していたフークピグマリオン。レースは2番手を進んだミトノウォリアーが4コーナーを回って先頭に立ったところ、徐々に位置取りを上げてきたフークピグマリオンが差し切った。3着はじわじわと伸びてきたサンデーロウリュウ(8番人気)で、名古屋3頭が上位を独占。4着に金沢のダヴァンティが入った。
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出走馬短評
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マルヨハルキ 昨秋のデビューから8戦して、3着以内を外したのは1600メートルのゴールドジュニアだけ。時計は微妙でも、1400メートル以下で3着内率100%の実績を評価する手はあるだろう。
モカチャン 金沢からの遠征馬。新馬戦と2戦目を圧勝したが、夏休み後は2戦とも離された4着。今季初戦の前走は快勝したが、中1週での遠征は微妙かもしれない。
ノリノリブリランテ 北海道のJRA認定新馬戦と2歳オープン特別戦を勝ち、名古屋移籍後は未勝利でも笠松の重賞で3着と2着。今回も立ち回り次第で善戦以上が狙えそうだ。
エレインアスティ 5月の新馬戦を勝って休養に入り、復帰から3戦目のネクストスター名古屋を6番人気で逃げ切った。しかし今回は休み明けと同型の存在が気にかかる。
ケイズレーヴ 8戦して3着内率が100%。重賞では4回いずれも2着または3着と詰めひと息だが、今回も大きく崩れるシーンは考えにくい。
ミランミラン 北海道でJRA認定戦を2勝して、川崎の鎌倉記念で2着に入り、その後は笠松に移って3戦2勝。今回もスタート五分なら押し切りが狙える。
エバーシンス 休みなく出走して今回が通算17戦目だが、相手なりに動ける点が最大の武器。最近2走の着差は大きいが、前崩れなら出番が回る可能性が出てくる。
スターサンドビーチ 北海道から笠松に移って3連勝したが、ネクストスター笠松は7着。その後も苦戦続きだが、休み明け2戦目での一変には警戒する必要がある。
センゴクブショウ 1600メートルのジュニアキングとゴールドジュニアは大敗したが、1400メートル以下では3着内率100%。ネクストスター笠松で2着の実績を含めて注目できる。
そのほか、モモジロー、ヒーローアマゾン、ゴーゴーバースデイが出走する。
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レースの狙い
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ケイズレーヴは前走で馬体重が減ったが、間隔を取っての参戦なら崩れることはなさそう。実績上位のミランミランが強敵だ。善戦傾向があるノリノリブリランテが3番手。センゴクブショウは相手が上がるが、1400メートル以下で3着内率100%の実績を評価して押さえておく。エバーシンスは展開次第でも、差し脚がいきるかたちになれば上位まで。距離実績があるマルヨハルキが3連勝式の候補。
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