重賞レース直前情報 |
4月6日(日)に水沢競馬場にて、第2回ネクストスター北日本(3歳・1400メートル・18時15分発走予定)が行われます。出走12頭のうち6頭が北海道所属。そのほとんどが重賞実績があり、地元岩手所属馬にとっては相手関係的に厳しいというところかもしれません。それだけに、トライアルのスプリングカップで3着までに入った3頭がどれだけの結果を残せるのか、そこが大きな見どころとなる一戦といえます。
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過去の傾向
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門別1200メートルで行われた昨年のレースを振り返る。15頭立てだったが、岩手からの出走はなし。単勝3→7→6番人気の順で、1番人気のトラジロウは8着(前走兵庫ジュニアグランプリJpnIIで7着)、2番人気のヨシノヒローインは6着(前走が前年8月24日のフルールカップ)だった。勝ったストリームは前走が兵庫ジュニアグランプリJpnIIで4着。2着のヴィヴィアンエイトは前走が笠松・ラブミーチャン記念で1着。3着のデュアルロンドは北海道所属のまま、冬はJRAに2回遠征していた。
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出走馬短評
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ヴィグラスデイズ 北海道からの遠征馬。4戦目にJRA認定戦を勝ち、その後は2歳オープンを2勝。前走の兵庫ジュニアグランプリJpnIIで、3着からクビ差4着の実績は上位といえる。
ミラクルヴォイス 北海道からの遠征馬。JRA認定新馬戦を勝ち、その後は2歳オープンとネクストスター門別を勝利。今回は南部駒賞の出走取消からの休み明けでも、実績的に侮れない。
ポマイカイ 唯一の馬券圏外は盛岡1600メートルの若鮎賞。1400メートル以下では6戦して連対率100%の実績は魅力で、今回も先行粘り込みを狙いたいところだ。
ラヴェイ 北海道のJRA認定新馬戦を勝ち、昨秋から岩手に移って年末の金杯を勝利。スプリングカップは2着だったが、差し脚がいきるかたちになれば善戦以上の可能性が出てくる。
レイヴオン 北海道からの遠征馬。JRA認定新馬戦を勝ち、その後は2歳オープンで2着2回。岩手では2戦とも敗れたが、今回は北海道に再転入しての遠征なら見直せる余地はある。
ミヤギヴォイジャー 通算11戦で、盛岡では5戦して2着1回が最高なのに対し、水沢では3着内率100%。ただ、前走のスプリングカップは2着から7馬身差の3着だった。
マキシマムドライブ 北海道からの遠征馬。6月までにJRA認定戦を含め2勝して、その後は未勝利でもJRAの芝で3回とも4着または5着と善戦。今回もスピードを発揮できればチャンスがある。
バリウィール 北海道からの遠征馬。JRA認定戦を含め3勝して、南部駒賞を逃げ切り勝ち。前走は船橋のブルーバードカップJpnIIIで6着だったが、ここなら距離短縮でも押し切りが狙える。
ヴィルミーキスミー 北海道からの遠征馬。7月にJRA認定戦を含む2勝を挙げ、その後は5戦いずれも重賞で、最近4戦はすべて遠征。その経験は強みだが、力量的には微妙かもしれない。
そのほか、ユウユウコラソン、マルケイロジャー、ミカヅキカネミツが出走する。
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レースの狙い
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バリウィールは距離短縮でも先行策が取れそうで、南部杯を逃げ切った実績を含めて中心視。マキシマムドライブはスピード上位で、小回りコースをこなせば首位争いが期待できる。ミラクルヴォイスは休み明けでどうかだが、今回も好位差しのかたちが取れればチャンスあり。ヴィグラスデイズは前走の兵庫ジュニアグランプリJpnIIが好内容で、再度の小回りコースで首位争いに加わってきそうだ。ポマイカイはこの相手でも先手が取れれば残り目も。流れ込みタイプのラヴェイを連下の穴として挙げておく。
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