4月13日(日)に佐賀競馬場にて、第2回佐賀がばいスプリント(3歳以上・1300メートル・18時05分発走予定)が行われます。23年までは、佐賀がばいダッシュが900メートルで実施されていましたが、昨年からレース名称と距離が変更に。そして今年は、6月から4月に時期が変わりました。そこに出走するのは10頭。10連勝中の九州産馬ネオシエルが注目を集めることになりそうです。
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過去の傾向
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過去5年の同時期に実施された1300から1400メートルのA1とA2の混合戦を対象に結果をみていく。単勝1番人気は3勝、3着2回。3着内馬15頭のうち12頭が3番人気以内となっている。7歳以上が3着以内に1から2頭入っており、3走前までに3着または4着があった馬が1から2頭連対している。なお、昨年の佐賀がばいスプリントは6月16日に実施され、1番人気のテイエムフェローが勝利。2着に6番人気のアビエルト、3着に2番人気のフェブキラナが入った。佐賀の1300メートルは、スタートから最初のコーナーまでが250メートル程度で、内枠で出脚がつかない場合は展開的に厳しい傾向。昨年は馬番9→11→4で決まったように、外枠のほうが流れに乗りやすい感がある。
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出走馬短評
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フルークツォイク 大井で4勝を挙げ、昨春から佐賀に移って4勝をマーク。しかし差のある敗戦が続く状況で、重賞の組み合わせでは厳しそうだ。
マイネルサハラ JRAのダート1800メートルで2勝して、昨冬から佐賀に移って7戦4勝。最近2戦はスピードで押し切っての圧勝で、重賞でもその再現が期待できる。
ネオシエル 北海道でJRA認定戦を勝ち、佐賀に移って3歳春までに重賞を2勝。前走の九州クラウンはアタマ差の辛勝でも、10連勝中の近況が魅力だ。
ダイリンウルフ 2走前の九州クラウンは惜敗だったが、昨春から大崩れが少ない成績は上位。今回も仕掛けのタイミングひとつで、差し切る可能性がある。
テイエムフォンテ JRA時に地方条件交流戦を含む2勝を挙げ、昨年6月の佐賀移籍後は16戦して3着以内が13回と堅実。着実に差を詰めるタイプで、今回も警戒が必要だ。
アビエルト 昨年の当レースにJRAからの移籍初戦で臨んで2着に入り、続く1300メートル戦を圧勝。しかし最近の成績では少々厳しい感が否めない。
マイネルダグラス JRA未勝利から兵庫で3勝し、JRAに戻って芝マイルで1勝を追加。佐賀では5戦して4着以内3回だが、時計の比較では劣勢だ。
そのほか、スパイラルノヴァ、フェブキラナ、ナンヨープランタンが出走する。
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レースの狙い
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九州クラウンを制したネオシエルと、2着だったダイリンウルフの再戦。どちらも真島元徳厩舎だが、脚質的に真っ向勝負が期待できる。マイネルサハラは今回も先手主張が見込めそうで、残り目には注意が必要。テイエムフォンテは今回も相手なりに動けそうで、仕掛けひとつで善戦以上が考えられる。
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