4月3日(木)に園田競馬場で第2回兵庫女王盃JpnIII(4歳以上牝馬・1870メートル・16時05分発走予定)が行われます。JRAからはアーテルアストレア、アンデスビエント、テンカジョウ、ライオットガールが出走。地方他地区からはアンティキティラ(高知)が遠征し、地元兵庫勢はサンオークレアら5頭が迎え撃ちます。牝馬10頭の熱き戦いにご期待ください。
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過去の傾向
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24年に新設された4歳以上牝馬によるダート中距離戦。5月に行われる川崎・エンプレス杯JpnIIの前哨戦でもある。昨年(第1回)は、ライオットガールが逃げ切り勝ち。3コーナーで一旦はアーテルアストレアに先頭を奪われたが、慌てず直線で振り切って2馬身差をつけた。3着はサーマルソアリング。上位3頭はJRA所属で3→2→1番人気での決着。勝ち馬と2着馬には1800メートルのGIII/JpnIIIで勝利歴があり、他馬より1キロ重い負担重量でも実力を見せつけたかたち。地方最先着は4着キャリックアリード(大井)で、地方転入初戦の前走クイーン賞JpnIII(船橋1800メートル)で3着に入っていた。
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JRA所属馬短評
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アーテルアストレアは昨年の本競走で2着。2走前のチャンピオンズカップGIは大外から追い込み、ペプチドナイルやサンライズジパングと差がない7着。前走はフェブラリーステークスGI・9着だが、上がり3ハロンはメンバー中3位タイだった。調子は前年以上に良さそうな感触がある。
アンデスビエントはブラジルカップ13着、アルデバランステークス16着と大敗続き。だが、JRAのレースかつ、年長の牡馬が相手という点は考慮する必要がある。逃げ馬なので負ける時は派手になりやすいという面もある。今回は牝馬限定で園田が舞台。気分良くレースを作れれば、ガラリ一変する可能性もある。
テンカジョウは2走前の佐賀・JBCレディスクラシックJpnIがアンモシエラと0秒7差の3着。前走クイーン賞JpnIIIはオーサムリザルトとアンモシエラの一騎打ちとなったが、食い下がり3着。2着アンモシエラとは0秒1(半馬身)差と、一応差が詰まった。今回はメンバー的にしっかりと勝ちたい一戦。
ライオットガールは昨年の本競走を逃げ切った。その後は大きく崩れないものの、馬券にも絡めていないという状況。前回のクイーン賞JpnIIIは馬体故障により出走取消となっており、雰囲気は良くない。年齢的にはまだまだやれるはずだが、状態面が鍵を握りそう。
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地方所属馬短評
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サンオークレア(兵庫)は4走前のブリーダーズゴールドカップJpnIIIで4着に入った。2走前は園田1870メートルのコウノトリ賞を走って3着。少し厳しい感じだが、安定した走りが見込めるタイプではある。
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予想のポイント
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注目はテンカジョウ。オーサムリザルト、アンモシエラらがいない今回は中心になるだろう。アーテルアストレアも勝機十分。ライオットガール、アンデスビエントも有力で、JRA馬4頭の争い。
兵庫女王盃(Jpn3)重賞4歳以上牝馬登録馬 の出走表はこちら
赤見千尋の予想にのる
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