重賞レース直前情報 |
4月6日(日)に佐賀競馬場にて、第24回ル・プランタン賞(3歳牝馬・1800メートル・18時05分発走予定)が行われます。今年は兵庫、高知から各1頭が参戦しての10頭立て。そのなかで圧倒的な実績を持つのが、高知のドライブアウェイ。ここでグランダム・ジャパン3歳シーズンのポイントを獲得して、今後につなげたいところでしょう。ただ、距離は課題になりそう。その点を味方にできる存在の台頭が考えられるかもしれません。
------------------------------
過去の傾向
------------------------------
過去5年の結果をみていく。勝ち馬はすべて単勝1番人気。20年は2着が同着(2、6番人気)。その6番人気を除くと、3着以内はすべて4番人気以内となっている。前走が重賞以外で1着だった馬が1頭だけ連対。また、2走前までに重賞で3着以内があった馬が1から2頭連対している。他地区の馬が1から2頭連対。ただし遠征馬が2着以内を独占したのは22年だけで、佐賀所属馬は2勝、2着3回と健闘している。
------------------------------
出走馬短評
------------------------------
ビービーシャルム 北海道では4戦して未勝利だったが、佐賀初戦では体重が増えて、フォーマルハウト賞の2着を含む5戦連続連対。しかし休み明けの前走で体重が減った点は心配だ。
ドライブアウェイ 高知からの遠征馬。6戦5勝、重賞2勝の実績は断然で、2戦目のハナ差以外は圧勝。距離延長も力量的に問題ないだろう。
オモチチャン 兵庫からの遠征馬。11月下旬のデビューから、6戦いずれも3着以内と安定。差し脚を長く使えるタイプで、佐賀コースが合う可能性が十分といえる。
プレミアムカインド 夏の新馬戦を制した後は苦戦が続いたが、最近4戦はすべて3着以内と復調。花吹雪賞はクビ差の辛勝でも、持ち味のまくり脚には警戒が必要だ。
アオイノユメ 6月の新馬戦と9月の九州ジュニアチャンピオンは大敗したが、それ以外は善戦続き。しかし重賞での成績的に、少々厳しいかもしれない。
ハクアイアシスト ネクストスター佐賀と飛燕賞では苦戦したが、それ以外の7戦は3着以内。1750メートル以上で3着内率100%という点は、強調材料といえる。
そのほか、シシノステラ、スイートアマレット、ダブルバースデー、エイシンサフランが出走する。
------------------------------
レースの狙い
------------------------------
ドライブアウェイは出遅れた2走前は度外視可能で、今回の組み合わせなら距離延長でも逃げ切れそう。差し脚を長く使えるオモチチャン、プレミアムカインドがどこまで迫れるか、という点が見どころだ。ハクアイアシストも中距離での安定感が魅力で連下にマーク。流れ込みが狙えそうなアオイノユメを3連勝式の候補として挙げておきたい。
■重賞レース直前情報一覧 |