4月13日(日)に金沢競馬場にて、第35回金沢スプリングカップ(4歳以上・1500メートル・17時45分発走予定)が行われます。23年の勝ち馬オヌシナニモノがかなりの人気を集めそうなメンバー構成となりました。今年は7頭立てでも、5頭立てだった昨年に1番人気が3着に敗れていることを含めて、検討の余地があるかもしれません。しかしながら、できるだけ絞って臨みたい一戦と言えます。
------------------------------
過去の傾向
------------------------------
過去5年の結果をみていく。単勝1番人気は2勝、2、3着各1回。3着内馬はすべて4番人気以内だが、1から3番人気の3頭が3着以内を独占したのは22年だけだ。連対馬はすべて、前走が3着以内。3走前が重賞だった馬が1頭以上連対している。
------------------------------
出走馬短評
------------------------------
ハクサンパイオニア JRAで2勝を挙げ、昨夏の金沢初戦から7戦連続で連対。その後の4戦は3着までだが、時計的にはチャンスが十分にある。
マイネルシスネロス 北海道と兵庫、大井で計18勝を挙げ、昨秋からの金沢で1勝を追加。2走前の競走中止は気になるが、地力的に無視しにくい存在だ。
クールドレーヌ JRA未勝利から金沢に移り、昨秋はA2級で好勝負。ただ、今季初戦の前走が大幅体重減だった点は心配材料といえる。
オヌシナニモノ JRAで4勝し、金沢では重賞4勝を含む12勝をマーク。この1500メートルで3着内率100%の実績を含めて、首位争いが必至だろう。
ショウガフクキタル 金沢デビューで2歳時に3勝を挙げ、昨年はMRO金賞を含む3勝をマーク。今年の2戦はいまひとつでも、地力的に押さえる必要はあるだろう。
ミトノシャルマン 3歳夏までは東海と金沢の重賞で2着1回、3着3回と善戦したが、最近は大敗続き。一変するとは考えにくい。
そのほか、ウーニャが出走する。
------------------------------
レースの狙い
------------------------------
オヌシナニモノの実力が断然で、休み明け2戦目の上積みを含めて中心視が妥当。相手筆頭は吉原寛人騎手に手綱が戻るハクサンパイオニアで、この一騎打ちが濃厚だ。マイネルシスネロスは地力上位でも、鼻出血歴は気がかりで押さえまで。ショウガフクキタルは今年の2戦がいまひとつでも、流れ込みに警戒する必要があるだろう。
金沢スプリングカップ4歳上 の出走表はこちら
齊藤修の予想にのる