重賞レース直前情報 |
4月16日(水)に大井競馬場で、第36回東京スプリントJpnIII(4歳以上・1200メートル・20時10分発走予定)が行われます。JRAからはサンライズホーク、ダノンスコーピオン、エートラックス、ラプタス、ガビーズシスターが出走。地方他地区からの遠征はなく、地元南関東勢はイグザルト(大井)ら10頭が迎え撃ちます。15頭の熱き戦いにご期待ください。
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過去の傾向
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JpnIIIながらレースレベルが高く、東京盃JpnIIやJBCスプリントJpnIでも通用する力が必要だ。過去5年、ジャスティンとリュウノユキナが2勝ずつ挙げており、大井1200メートルの実績・適性がかなり重要。1番人気は2勝、2着1回。馬券圏内が上位人気の3頭で決まったことはない。地方馬が計6頭3着以内に入っており、そのうち5頭が5番人気以下で波乱を呼んでいる。過去10年でJRAの牝馬は3頭出走して、1、10、8着。勝った16年コーリンベリーは、前年の大井・JBCスプリントJpnIを制した実績馬で、地方初遠征になるガビーズシスターにとっては気になるデータといえる。
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JRA所属馬短評
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サンライズホークはオープンクラスに上がり、1200メートル戦で結果が出ず、1400メートルに距離を延ばしてから勝ちだした経緯がある。一時期の不振は脱出した感はあるが、距離短縮がどうでるか。
ダノンスコーピオンは前走マーチステークスGIIIが8着。初ダートだったが、道中の雰囲気は悪くなく、キックバックも問題なさそうで、最後までしぶとく伸びていたように見えた。今回の条件も楽ではないのでどうかだが、ダートでもやれそうな感じはある。
エートラックスは同条件で争われた昨年の東京盃JpnIIが12着と惨敗。距離1200メートルが忙しいとはいえ、思いのほか大きく崩れた。ここでは果たしてどうなるか。
ラプタスは大井1200メートルで、20年東京盃JpnII・4着、23年JBCスプリントJpnI・5着の実績がある。年齢と近走成績から強気にはなれないが、軽視は禁物だろう。
ガビーズシスターは2走前のカペラステークスGIIIでクロジシジョーを2着に下して重賞初制覇。前走はサウジアラビアのリヤドダートスプリントG2に出走。勝ち馬が強すぎたが、しぶとい末脚を使い3着と好走した。同じ日本調教馬のチカッパ、リメイク、ジャスパークローネに先着した点も高く評価すべきだろう。
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地方所属馬短評
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イグザルト(大井)は元JRA所属。大井に転入後、1400メートル以下で3勝をマーク。前走フジノウェーブ記念は好位を追走し、直線に入ると後続を突き放し、7馬身差で圧勝した。距離短縮が鍵になるが、うまく立ち回って末脚を生かせれば。
エンテレケイア(浦和)は昨年のアフター5スター賞を制し、東京盃JpnIIは4着。地方馬の中ではマックスの2着に次ぐ成績だった。少し間隔があいたが、調子を維持していれば。
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予想のポイント
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JRA勢の中ではガビーズシスターに注目。地方(大井)は初めてだが、前が極端に残る展開でなければ勝ち負けができそう。地方勢はイグザルトやエンテレケイアにも十分チャンスがある。
※大井競馬のダートグレード競走は、市中銀行会員のみ投票できます。
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