4月15日(火)に水沢競馬場にて、第50回赤松(せきしょう)杯(4歳以上・1600メートル・18時10分発走予定)が行われます。5月18日に盛岡のマイルで実施されるシアンモア記念のトライアルに今年は8頭が出走。岩手から全国区での活躍が期待されるフジユージーンが注目の的といえます。同馬は冬場は今シーズンに向けて育成場で鍛錬を重ね、昨年11月以来の実戦となります。はたして対抗できる存在がいるのか、そこが見どころとなる一戦です。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。1番人気馬は2勝、3着1回。5番人気以下の馬が3着以内に1から2頭入っている。なお、3番人気馬は3着が2回だけとなっている点は書き添えておきたい。2走前までに前年12月以降のJRA、または南関東のレースに出走していた馬が1頭以上連対。連対馬はすべて5歳以上で、4歳馬は出走6頭で上位入線は20年の3着馬だけとなっている。
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出走馬短評
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ボウトロイ 12月のトウケイニセイ記念でハナ差2着に入ったが、その後の3戦は掲示板まで。相手なりに動けるタイプだが、近走からは狙いにくい。
フレイムウィングス 23年の北上川大賞典と桐花賞で2着があるが、岩手では2年在籍して未勝利。前走は1600メートル戦で2着に入ったが、本質的には中距離向きだ。
フジユージーン ここまで11戦して9勝で、敗れた2戦はともにダートグレード。休み明けでもこの組み合わせなら、地力で押し切りが期待できる。
ヒロシクン JRAでは初勝利後が苦戦多数の成績だったが、昨春の岩手移籍後は10戦して重賞3勝を含む7勝と一変。1600メートル戦なら逃げ切る可能性がある。
スズカゴウケツ JRAで3勝を挙げ、岩手と名古屋で6勝したが、全9勝のうち8勝は左回り。地力的には上位でも、今回の条件では厳しそうだ。
ノーブルサターン JRAで4勝し、大井所属時に名古屋・梅見月杯を勝利。岩手では重賞6勝と活躍中だが、昨年のこのレースで差のある4着だった点が気にかかる。
そのほか、ドテライヤツ、フォルトリアンが出走する。
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レースの狙い
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地方馬同士で9戦9勝のフジユージーンが断然。逃げ切りを狙うヒロシクンに警戒する手があるだろう。この2頭の一騎打ちが濃厚で、実績上位のノーブルサターンが3番手。フレイムウィングスは条件的に微妙でも、3連勝式の候補としてなら一考可能。休み明け3戦目のボウトロイも、3連勝式の押さえで挙げておく。
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