4月20日(日)に金沢競馬場にて、第6回ノトキリシマ賞(3歳牝馬・1500メートル・17時45分発走予定)が行われます。今年は12頭立てで、最近になって移籍してきた馬もいるメンバー構成。おそらく注目を集めるのは、今季初戦の準重賞・若駒賞を快勝したビバロジータ。牝馬限定戦は有利な条件といえるでしょう。ただ、上位争いできそうな馬が多数。高配当が出る可能性を含めて、検討したい一戦といえます。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく(20から22年は金沢デビューの牝馬限定戦)。単勝1番人気は4勝、2着1回。20年は2戦2勝のハクサンアマゾネス、23年は8戦8勝のショウガタップリが1着だったが、それ以外の連対馬8頭はすべて、通算10戦以上の経験があった。近3年は若駒賞で連対していた馬が1頭だけ3着以内に入っている。なお近4年では金沢ヤングチャンピオンで5着以内に入っていた馬も1頭以上馬券に絡んでいる。
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出走馬短評
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ゴールドパース 6月の新馬戦は6着だったが、2走目から7戦連続で3着以内に入り、その後の5戦も5着以内。展開次第の感はあるが、差し脚に警戒する手は考えられる。
ショウガマッタナシ 6月の新馬戦からJRA認定戦を含め4連勝し、ネクストスター金沢を勝利。今季初戦はひと押し不足で3着だったが、2戦目なら前進が必至だ。
ビバロジータ 7月に北海道でJRA認定新馬戦を勝ち、距離延長の2戦目は大敗したが、金沢移籍初戦の石川テレビ杯を勝利。スタートに課題が残るが、通算6勝の実績は上位といえる。
ノーザトゥルース JRA時は地方条件交流戦を含め5戦すべて大敗したが、金沢では初戦が2着で2戦目の前走が快勝。しかし今回は一気に相手が強くなる。
モカチャン 6月の新馬戦と7月の2戦目を勝ち、今季初戦も勝ったが、前走は笠松のネクストスター中日本で大敗。小柄だけに、その反動が気になるところだ。
エムザックドリーム 6月の新馬戦から6戦連続で3着以内に入ったが、その後は年末まで大敗続き。しかし今季初戦の若駒賞でビバロジータの2着に粘った内容は無視しにくい。
ミッドナイトデュー 5月に川崎の新馬戦で2着に入ったが、2戦目以降は大敗の連続。金沢初戦の前走も見せ場なく最下位では、変わり身は望みにくい。
ラトラディシオン JRA時は地方条件交流戦を含めて4戦とも大敗したが、2走前の金沢初戦は5馬身差で快勝。しかし前走は3着止まりで、時計的にも少々厳しい感がある。
エムティパル 北海道の2歳一般戦で勝利を挙げ、3戦目から金沢所属で、石川テレビ杯2着、金沢ヤングチャンピオン3着。しかし今季2戦とも大敗では強調しにくい。
そのほか、ベストタンゴ、エイシンヴァルキリ、オンリーモーガンが出走する。
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レースの狙い
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ビバロジータは実績上位で、今回もスタート五分なら押し切り十分。ショウガマッタナシは前走が差のある3着でも今季2戦目の前進に期待。この2頭の一騎打ちが濃厚とみる。若駒賞でブービー人気ながら2着に粘り込んだエムザックドリームが連下の筆頭。ノーザトゥルースは相手が上がるが、相手なりに動ける可能性に警戒しておく。追い込みタイプのゴールドパースが3連勝式の穴。
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