4月27日(日)に金沢競馬場にて、第6回利家盃(4歳以上・2000メートル・18時15分発走予定)が行われます。百万石賞のトライアルですが、4年連続で制したハクサンアマゾネスが引退したことで、今年は上位拮抗の混戦模様。昨年12月の中日杯を逃げ切ったマリンデュンデュンが、今回は目標にされる立場となりそうです。コーナー6回の道中での各騎手の作戦にも注目したい一戦といえます。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。ハクサンアマゾネスは4年連続で単勝1番人気の支持に応えて勝利。20年は2→1→4番人気の順で、1→6→7番人気で決まった昨年を除くと、3着内馬はすべて4番人気以内となっている。連対馬はすべて前走が3着以内。3走前までに1900メートル以上の重賞で2着以内に入っていた馬が1頭だけ連対している。ハクサンアマゾネス以外の連対馬はすべて牡馬(セン馬含む)。ただし、近2年は3着が牝馬となっている。
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出走馬短評
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マンガン 南関東で重賞を2勝した実績は断然で、金沢では2戦とも2着でも距離延長は大歓迎。差し脚を長く使える点も有利で注目できる。
ダイヤモンドライン 金沢デビュー馬で、重賞勝ちは3歳時の1つだけでも大崩れが少ない成績。立ち回りひとつで昨年の4着以上が可能だろう。
モノクロームスター JRA時に金沢の未勝利交流戦で勝利を挙げ、高知に移ってC級で2勝。前走の金沢初戦はA2クラスで2着に入ったが、重賞では厳しい感が否めない。
ナミダノキス JRAでは5戦して未勝利だったが、金沢に移って石川優駿を含む6連勝。中日杯は3着だったが、大幅体重増の今年初戦を快勝した勢いは侮れない。
ハクサンアルタイル 名古屋で7勝を挙げ、2000メートルでは2戦とも連対とこの距離は歓迎。ただ前走で大敗を喫したのは気になる。
ゴールドハイアー JRAのダート中距離で5勝を挙げた実績は上位で、南関東では苦戦したが、金沢では2戦とも連対。今回も展開ひとつで首位争いが狙えそうだ。
マリンデュンデュン 23戦して3着以内が20回で、14戦連続で3着以内。本質的に2000メートルは微妙でも、再度の逃げ切りには警戒が必要だ。
イルミネーター JRAで2勝を挙げ、まくりが決まると好走する傾向。前走は後方のまま大敗したが、移籍3戦目で早めに動けるようなら上位食い込みが見えてくる。
そのほか、ミトノシャルマン、マイブレイブ、ウーニャが出走する。
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レースの狙い
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ナミダノキスは休み明けの前走が大幅体重増で、反動より前進を期待してよさそう。マンガンは実績上位で展開が向く可能性が十分。マリンデュンデュンも展開次第だが、再度の逃げ粘りには注意が必要。まくり脚があるイルミネーターの食い込みにも警戒しておく。善戦傾向があるダイヤモンドライン、金沢で善戦続くゴールドハイアーが連下の押さえ。
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