重賞レース直前情報 |
4月9日(水)に川崎競馬場で、第74回川崎記念JpnI(4歳以上・2100メートル・20時10分発走予定)が行われます。JRAからはダイシンピスケス、ポタジェ、サンライズジパング、メイショウハリオ、メイショウフンジン、グランブリッジが出走。地方他地区からの遠征はなく、地元南関東勢はライトウォーリア(川崎)ら7頭が迎え撃ちます。13頭の熱き戦いにご期待ください。
*********
過去の傾向
*********
過去5年の1番人気は2勝、2着2回という成績で、当レースが年明けから4月に移った24年のセラフィックコールだけ5着と馬券に絡めなかった。この年、勝利を飾ったのはライトウォーリア(川崎)。地方馬の勝利は21年カジノフォンテン(船橋)以来であり、ダートグレード初勝利がJpnIのこのレースとなった。前走報知オールスターカップから挑むのは、施行時期が変わる前から相性が良かったローテーションだ。また、昨年は2着グランブリッジ、3着アイコンテーラーとJRAの牝馬が3着以内に好走。牝馬が馬券に絡むのはめずらしいが、両馬は牝馬限定とはいえJpnIである前年の大井・JBCレディスクラシックで連対。かつ左回りの実績も十分だったことも好走の決め手となったと考えられる。
************
JRA所属馬短評
************
ダイシンピスケスは長期休養明け後の24年白山大賞典JpnIIIで2着と好走したが、その後は惨敗続き。自分のペースでレースができていないことも不振の要因か。JpnIで一変を望むのは厳しそう。
ポタジェは初ダート。走ってみないとなんとも言えない。いちおう半弟にはダートの活躍馬テンカハルがいる。
サンライズジパングは2走前のプロキオンステークスGIIで逃げ馬を捕らえ切れず2着に終わったが、前走フェブラリーステークスGI・2着は好内容。マイルのGIで追走は忙しかったが、幸英明騎手が直線で内からうまく捌いた。距離2100メートルも初の川崎も心配はない。
メイショウハリオは前走フェブラリーステークスGI・6着。直線大外から追い込み、上がり3ハロンの時計はメンバー中2番目に速かった。8歳馬ながら好調をキープ。地力・実績上位なだけに侮れない。
メイショウフンジンはGI/JpnI初挑戦。地力勝負ではきつい印象だが、主導権を握ることができれば力は発揮できる。展開的にはマークが必要だろう。
グランブリッジは前走ダイオライト記念JpnII・2着。セラフィックコールの連覇を阻止できなかったが、初の距離2400mにも対応。状態の良さはキープしている。惜敗だった昨年に続き、上位争いが見込めそう。
*************
地方所属馬短評
*************
ライトウォーリア(川崎)は昨年の本競走を逃げ切り勝ち。それまでダートグレードで掲示板までで、JRA馬相手の重賞では分が悪かったが、見事に勝利を飾った。今年も報知オールスターカップ(2着)を経ての出走。一応、期待に応える態勢は整っている。
*************
予想のポイント
*************
中心はサンライズジパング。メンバー的にGI/JpnI初制覇の大きなチャンスを迎えたと言っていい。相手はメイショウハリオとグランブリッジ。ライトウォーリアはメイショウフンジンとの先行争いとその後のペースがポイント。
※川崎競馬のダートグレード競走は、市中銀行会員のみ投票できます。
■重賞レース直前情報一覧 |