5月4日(祝・日)に佐賀競馬場にて、第13回佐賀皐月賞(3歳・1800メートル・18時15分発走予定)が行われます。佐賀3歳三冠の初戦で、今年はネクストスター佐賀を制したミトノドリームと、同レース2着から飛燕賞を勝ったムーンオブザエースが主力。そこに花吹雪賞で僅差の勝負をした牝馬2頭などが加わる、混戦模様の顔ぶれとなりました。4週間後の九州優駿栄城賞を展望するという観点からも、重要となる一戦です。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。1番人気が5連勝。ただし2着には昨年が10番人気、23年が4番人気、21年は7番人気が入っている。前走が重賞で2着以下だった馬が1頭だけ連対。また、3から4走前が1750メートル以上で1着だった馬が1頭以上連対している。過去5年すべて、2番または3番の馬が3着以内に1から2頭入っているのが特徴的だ。
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出走馬短評
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ガマダス 好走が2から3戦続くという成績だけに、前走が3着という点は不気味。実績的には劣勢でも、穴で一考できる余地はある。
サガノオジョウサン ここまで8戦1勝でも、3着以内が6回と安定感は上々。ただ、今回は初めてのコーナー6回と相手強化という点が課題になる。
アニーブレイク JRAで3戦して、9月から佐賀で走って3勝をマーク。しかし距離延長と重賞での実績を考えると、少々厳しいかもしれない。
ハクアイアシスト 通算10戦で、ネクストスター佐賀での6着を除くとすべて4着以内と安定感がある成績。1750メートルの佐賀若駒賞を制した実績を含めて注目できる。
アオイノユメ 通算1勝でも、9月の九州ジュニアチャンピオン以外はすべて5着以内。1800メートルの重賞で2回とも3着以内に入った点を含めて侮れない。
プレミアムカインド 新馬戦を制した後は苦戦したが、冬以降は善戦が続いて花吹雪賞を勝利。差し脚を長く使えるタイプで、今回も仕掛け次第でチャンスがある。
ミトノドリーム 6月末の新馬戦を勝ち、九州ジュニアチャンピオンとネクストスター佐賀も勝利。休み明けの前走は大敗したが、地元馬同士なら巻き返しが必至だ。
ロトファイター 秋のデビュー戦から連勝し、佐賀若駒賞が4着、飛燕賞は2着と好成績。今回は3カ月ぶりとなるが、力量的に無視しにくい感がある。
ムーンオブザエース 昨年5月の新馬戦から9戦連続で連対し、前走は古馬B級戦で3着。その実績なら今回も崩れるシーンは考えにくい。
そのほか、ビービーシャルム、スイートアマレット、テイエムサガボーイが出走する。
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レースの狙い
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ムーンオブザエースは同世代が相手なら連対率100%で、今回も首位争いが濃厚。ミトノドリームは休み明けの前走で大敗したが、素質は上位で一変する可能性がある。ロトファイターは休み明けでも、最近2戦の差し脚を再現できれば上位まで。後方から差を詰めてくるアオイノユメ、ハクアイアシストの食い込みにも警戒が必要だ。まくり脚があるガマダスが3連勝式の穴。
佐賀皐月賞(カリフォルニアクローム賞)3歳オープン の出走表はこちら
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