5月25日(日)に盛岡競馬場にて、第13回イーハトーブマイル(3歳・ダート1600メートル・18時05分発走予定)が行われます。22年からこの時期に行われているこの重賞から、2週間後の東北優駿に向かうことも可能。しかし出走する牡馬は、重賞で苦戦歴がある馬が多くなっています。そうなると、牝馬重賞・あやめ賞で1着と2着に入った馬にチャンスがあるのかも。そのあたりを比較して、予想を組み立てたい一戦といえます。
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過去の傾向
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この時期に移ってからの過去3回の結果をみていく。3着以内に入った1番人気は昨年の勝ち馬だけ。過去3回すべて、1着と3着に1から4番人気が入り、2着に5番人気以下が入っている。通算2勝以下の馬が1頭だけ連対。3着内馬は、牡馬が1頭、牝馬が2頭の組み合わせになっている。
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出走馬短評
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ステイクラッシー 2歳夏に岩手で新馬戦とJRA認定戦を勝ったが、その後は低迷。しかし冬季の南関東から戻って以降は3戦連続2着と、本来の実力を発揮できている。
ピカンチフラワー 昨年5月に盛岡で新馬戦を勝ち、岩手では大崩れが少ない成績。前走のあやめ賞はアタマ差で勝ったが、今回は2カ月ぶりという点が気にかかる。
ミヤギヴォイジャー ここまで14戦して7連対で、重賞でも連対歴があるが、盛岡では6戦してJRA認定戦での2着が1回だけ。そこを割り引く必要がありそうだ。
ユウユウコラソン 2歳時に盛岡で2勝して、ネクストスター盛岡で3着、若駒賞で2着。近2戦は1600メートルで差し切り連勝と、地力をつけてきた感がある。
ブリスタイム 北海道で6戦未勝利だったが、笠松では移籍初戦から3連勝でネクストスター笠松を勝利。その後は苦戦が続いたが、岩手初戦での一変には要警戒だ。
ユウユウスプレマン 2歳秋に去勢されて以降の成績は上々だが、重賞では苦戦。ただ、大幅体重増の前走は度外視可能で、流れ込みに警戒する手は考えられる。
マツリダマスラオ ここまで12戦して5着以内が11回で、盛岡1600メートルの若駒賞を勝利。時計勝負になると厳しい感はあるが、盛岡での安定感は魅力的だ。
リュウノドラゴン JRAでは3戦未勝利で、岩手2戦目からは3戦連続連対。今回は一気に相手が上がるが、再度の先行粘り込みに警戒する手は考えられる。
そのほか、フタイテンホイール、バイアメが出走する。
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レースの狙い
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ユウユウコラソンは近2戦が差し切り快勝で、今回もその再現が狙えそう。ステイクラッシーは3戦連続2着と好調で、ここでも善戦以上が期待できる。ピカンチフラワーは2カ月ぶりの実戦でどうかだが、力量的に無視できない存在。盛岡コースで安定しているマツリダマスラオも押さえたい。リュウノドラゴンは相手が一気に強化されるが、通用する可能性に警戒しておく。
イーハトーブマイル(M3)3歳 の出走表はこちら
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