重賞レース直前情報
■2025年05月17日
第18回カーネーションカップ(帯広)

5月17日(土)にばんえい帯広競馬場にて、第18回カーネーションカップ(3歳以上牝馬・20時00分発走予定)が行われます。馬インフルエンザの影響で当初より2週間遅れでの実施。ほとんどが7歳シーズンまでに引退してしまうばんえいの牝馬ですが、古馬路線はシーズン序盤にカーネーションカップ、終盤にはヒロインズカップと重賞が2つ組まれており、春の当レースでは仕上がりの早さと、スピードを競います。とはいえ、メンバー的には昨季、両牝馬重賞を制した7歳馬サクラヒメの相手探しといえそうです。

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   過去の傾向
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過去5年の傾向から見ていく。単勝1番人気は2勝、2着1回。連対馬10頭中9頭は3番人気以内だが、3着には6番人気以下が4頭入っている。ハンデ690キロの馬が出走がなかった22年を除いて連対。22年を含め3着馬はすべて650から670キロで、ハンデが重い人気馬を軸に、3着候補には人気薄の軽量馬を据えたい。3着以内馬15頭中11頭が5、6歳で、昨年は6→5→5歳で決着。7歳は21年1着シンエイボブが唯一の馬券絡みとなっている。

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   出走馬短評
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シンエイアロイ 例年春シーズンは好成績で、昨年の当レースでは3着に健闘。相手関係的にも前進が考えられる。

ニシキマリン 古馬牝馬オープン初挑戦だった昨年の当レースが4着で、ヒロインズカップでは3着。障害力が武器で、ヒロインズカップと同様の逃げ粘りには警戒したい。

ダイヤカツヒメ 4歳で挑戦した23年の当レースを圧勝すると、年明けにはヒロインズカップも制した実力馬。5歳シーズンの昨季はひと息だったが、今季は飛躍が期待できる。

サクラヒメ 5歳シーズン以降の古馬牝馬オープンで【4-1-1-0】という実績は断然。開幕週が出走取消で、ここが今季初戦となるが昨年に続く連覇が視野に入る。

スーパーチヨコ 古馬牝馬オープン初挑戦となった昨年12月の準重賞・レディースカップで見せ場を作っての4着は評価できる。ただ、今回は若馬減量がなくなって初の重賞だけに試金石だ。

スーパークイーン 重賞への参戦は、23年11月の4歳限定・クインカップが唯一で第2障害で苦戦して7着。重量は軽いが近況から強調材料を欠く。

スマイルカナ 昨季のばんえいオークス馬で、年長の牡馬相手のチャンピオンカップ、ポプラ賞へも挑戦と4歳馬ながらキャリア豊富。この条件なら見せ場以上が考えられる。

カフカ 昨年11月のばんえいオークスでスマイルカナの2着に入ると、ばんえいダービーでは牝馬最先着の4着。最軽量650キロは魅力だが、年長の牝馬一線級とは今回が初対戦となる。

その他、スーパードリームが出走する。

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 レースの狙い
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サクラヒメは牝馬同士なら実力断然。過去重賞として行われた7回(08・09年、20から24年)のカーネーションカップで連覇がないのは気になるが、ジンクスを破ってくれるはず。相手は23年の当レース覇者ダイヤカツヒメ。骨っぽい相手関係だった今季初戦での惜敗も価値が高い。今年のヒロインズカップ3着ニシキマリンの前残りも考えられる。昨年3着シンエイアロイと未知の魅力ある4歳馬スマイルカナが押さえ。


カーネーションカップ(BG3)3歳以上牝馬オープン別定の出走表はこちら

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