5月18日(日)にばんえい帯広競馬場にて、第19回ばんえい十勝オッズパーク杯(4歳以上選抜・20時00分発走予定)が行われます。馬インフルエンザの影響で3週間延期されての実施。昨季の収得賞金が多い4歳以上による選抜戦ですが、当レースや3月のばんえい記念を制し、賞金トップのメムロボブサップが回避したことで混戦模様に。オープン720キロと軽めの重量での一戦だけに、スピードある若い世代の躍進もあるかもしれません。
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過去の傾向
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過去5年の傾向から見ていく。単勝1番人気は3勝、2着1回で、唯一馬券に絡めなかった23年も2、3番人気が3、1着に入っている。最低人気での3着以内は23年の2着馬で5番人気と比較的堅く収まる。出走全馬が7歳以下だった21年を除き、通算勝利数が多いほうからの3頭のいずれかは3着以内に入っている。昨年は通算勝利数が多い順にワンツースリー決着となった。開幕週に行われたスプリングカップで3着以内だった馬が1から2頭馬券に絡んでいるという共通点もある。
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出走馬短評
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インビクタ 昨季重賞では未勝利だったが、当レース3着や北斗賞2着をはじめ秋までは馬券絡み多数。今季初戦は大幅馬体増で4着だったが、絞れてくれば見せ場以上がある。
マルホンリョウユウ 正月の天馬賞でタカラキングダムの2着に入ると、4歳混合の重賞・ポプラ賞を制し、今季初戦はコマサンエースの2着。とはいえ明け5歳馬だけに試金石になる。
オーシャンウイナー 6歳シーズンの昨季は11月のドリームエイジカップで古馬重賞では初の馬券圏内となる3着。力はつけているが、ここは押さえまでの評価が相当だろう。
コマサンエース ここまで重賞未勝利だが、昨年7月以降の重賞ではすべて馬券に絡み、ばんえい記念2着。今季初戦を快勝したことも考えれば、ここでも高評価が欠かせない。
タカラキングダム 昨季4歳シーズン三冠を制したが、チャンピオンカップは見せ場なく10着。若馬減量がなくなって初の重賞だけに様子見が妥当だろう。
コウテイ 昨季は正月の帯広記念で重賞初制覇を果たすと、ばんえい記念で3着に入った。春先の軽量は本質的に向かないが、馬場や展開次第で上位争いが可能だ。
クリスタルコルド 5歳シーズンの昨季は6月の北斗賞、7月の旭川記念と重賞を連勝し、チャンピオンカップで3着。ただ今季初戦が見せ場なしだったのは気になる。
その他、ジェイホースが出走する。
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レースの狙い
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キングフェスタが出走取消ならベテランに注目。9歳コマサンエースと8歳コウテイはようやく素質開花した感があり、700キロ台の軽量でも好勝負が可能とみる。23年の当レース勝ち馬インビクタの食い込みもありそう。昨季春に活躍したクリスタルコルドもノーマークにはできない。穴は7歳オーシャンウイナー。
ばんえい十勝オッズパーク杯(BG2)4歳以上選抜別定の出走表はこちら
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